エレベーター 夢日記2024.6.12

 勤め先の会社の、本社ビル。
 工場勤務の僕なのに、がらにもなくスーツなど着込んで本社に来ていた。年に数回しか着ないスーツなので、カビ臭いような気がする。
 とある会議に参加するため、出向いてきたのだが、重役クラスが名を連ねる中に僕のような出世とは無縁の平社員が紛れ込んでいる理由は、まったくわからない。
 わけがわかろうが、わかるまいが、とにかく会議に出席しなければならないので、お歴々と一緒に、会場のある6階へ上がるため、エレベーターを待つ。
 2台のエレベーター、中央に上下に向いた三角形のボタン、というごく普通の造りだった。
 しかし、ぽーんとチャイムが鳴って到着して扉が開いてみると、エレベーターは奥行きがほとんどない。とても全員は乗れなさそうなので、僕は率先して距離を取り、次のエレベーターを待つことにした。
 再び上向きの三角ボタンを押す。乗り損なったのは3人。ほどなく隣りのエレベーターが到着し、乗り込んだ。
 6階のボタンを押す。上昇していき、6階を通り過ぎ、9階で止まる。扉が開くが、当然、誰も動かず、エレベーター内がざわつく。
 あれおかしいですねえ、と言いながら6のボタンを押す。下降していき、またもや6階を通過し、3階で止まった。エレベーター内の雰囲気が悪くなっていくのが分かる。
 止まりたい階から3階ずれたところで止まる、という法則があるのかもしれないと思い、一旦1階まで下りて3階のボタンを押してみましょう、と提案してみた。

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