緊張感のない 夢日記2024.6.16

 砂浜。
 妻とふたり、レジャーシートに座って海を見ていた。
 海上には軍艦が何隻もいて、空母から戦闘機も発進していた。どーんどーんと大砲を撃つ音もする。民間人の僕たちがこの距離で眺めていられるのだから、空砲だとは思うが。
 自衛隊と米軍がいるらしい。合同演習か、軍事ショーの類いだろうか。
 そんな騒がしい中、まるで緊張感のない飛行物体が、どこかから漂ってきた。
 ラグビーボールをもっと細長くしたような楕円形の物体が、進行方向に対して上向きになったり下向きになったりと、くねくねしながら、ゆっくり前進しながら、少しずつ高度を下げている。
 大きさは、周りを飛び交っている艦載機と同じくらいに見える。しかし、まるで重量感が無く、ビニール袋が風に舞っているような、いかにも軽そうな感じがする。
 そう思いながら見ていると、だんだん低くなってきた物体は、とうとう、僕らの座っているところからは離れた砂浜に落下した。離れていても、地上で見ると想像以上に大きかった。
 物体は細長い先端から斜めに砂浜に突き刺さり、全長の半分以上が埋まっている。軽そうだと感じたが、勢いよく落ちたわけでもないのに深く埋まるということは、相当な重さなのではないのか。
 これほど重量がある物体が、糸の切れた凧のような飛び方をしていたのは不思議だ。
 驚いていると今度は、落下した角度のまま後方に浮上して砂浜から抜け、またもやくねくねしながら、少しずつ上昇していく。
 もし謎の飛行物体に操縦者が乗っているのだとしたら、初心者なのかもしれない。

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