チーズを食べる人が増える、の夢(2022.2.10)

 会社か学校でお世話になった方の家。
 その方は高齢の男性。いいチーズが手に入ったから食べに来ないかと声をかけていただいたので、ご馳走になることに。
 台所ではない部屋の壁際にガスレンジほどの大きさの、鉄板焼き用の板が設置されている。その上に遠赤外線を照射する電球状のヒーターがあり、加熱にはこれを使うようだ。
 恩師が自慢げに出してきたチーズをナイフで薄切りにする。チーズの柔らかさゆえかナイフの切れ味ゆえか、力を入れなくてもすーっと切れているように見えた。
 そして鉄板が赤く照らされているところに並べる。すぐにチーズ表面の色が変わり始め、なんとも美味そうな香りが漂いだす。
 軽く火が通った程度で食べ頃。素手で取って食べる。美味い。不思議と、鉄板に手が触れても熱くない。チーズの上にキノコなどを乗せて食べるのも、美味い。
 いつの間にか、もうひとり増えている。僕より少し年上らしき女性で、僕は彼女のことを、いとこだと認識していた。
 さらにもうひとり、いつの間にか、いた。高齢の女性で、いとこのことを○○さん○○さんと呼んでいるが、それは旧姓で、ずいぶん前に結婚して姓は変わっている。このふたりが揃っているところに、僕が居合わせたことが過去にもあるが、前回も旧姓の方で呼んでいた。いとこは聞き流すことにしているようで、間違いを指摘することはなかった。
 やがて、次から次へと人が増え、結局、部屋が狭く感じるほどになった。20人以上はいたと思う。みんな、玄関から入ってくるのではなく、急に現れるのだ。
 気が付くと、そこは広い和室に変わっていた。スーパー銭湯の休憩所のようなところで、みんなは寝ている。人数はそのままのようだ。
 室内でテレビが点いていた。衝撃的映像を放送する番組だった。
 今回は「工場で起きた衝撃の事故特集」。コンベアや機械に巻き込まれて手足がもげるシーンや、粉砕機へと続く通路に落ちてしまった人が水に流されていく場面などが、次々と。
 

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