雨の朝、の夢(2022.1.3)

 雨が降りそうな空模様だったので、高校に登校するのに、制服で行くかジャージで行くか、自転車で行くのか走って行くのかと迷っているうちに、到底、始業には間に合わない時間になってしまった。
 結局、制服で歩いて家を出る。
 普段ならば自転車で通り過ぎる市街地を、歩いていく。どうせ遅刻は免れないのだが、それでも、少しでも早く着くために、タクシーが拾えそうなところまでは走ろうと思うのだが、体が重くて走れない。
 僕の斜め前方を、OLらしき女性が歩いている。何とか走ろうと僕が速度を上げ、女性との距離が詰まってくると、彼女も小走りになる。
 試みたものの、やはり走ることはできず、ひどく疲れるので、僕が諦めて歩き始めると、彼女もまた元の速さで歩き出す。
 このようなことを何度か繰り返した。まるで彼女は、僕との距離を一定に保っているようだ。何故かはわからない。
 やがて小雨が降ってきて、彼女は傘を差した。
 脇道から女性がひとり出てきて、斜め前方の女性と合流した。勤務先の同僚だろうか。

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