空気を読んで省エネ、の夢(2022.1.28)

 会社の昼休み。昼食後の仮眠から、ハッと目覚めると13時ちょうどだった。急いで休憩室を出る。
 着ている作業服は入社から5年くらい使っていたタイプ(数十年前)。カーキ色で、いかにも機械整備を担当しそうな服装である。部署名もその頃の名称である「工務班」に戻っていた。
 食堂や休憩室のある棟を出て歩いていき、配送車の通り道を横断する。トラックが一台、止まってくれたので、どうもと頭を下げて渡っていくと、その陰からもう一台出てきて轢かれそうになった。
 驚いて尻もちをつきそうなものだが、このときは前に倒れて手をついた。そして四つん這いのまま急いで、トラックの妨げにならない位置まで前進した。
 午後の仕事は、製品を保管している倉庫の照明の省エネ対策。「年間◯◯%電力使用量を削減」という上からのお達しに従うべく、いろいろなところから少しずつ削っていくのだ。
 現場である倉庫に着くと、先輩達が勢揃いしていた。さてどのように電力を削減するかと話し合っている。
 以前に先輩のひとりが、こことは別の倉庫で実証済みの対策がある。ひとつのスイッチで全部の照明が点いていたところを、いくつかに区分けしてスイッチを増やし、必要な場所の照明だけを点けるようにしたのだ。
 今回もそれでいいんじゃないの、と僕は思った。先輩が自分では言わないようなので、代わりに提案したら、それでいこうということになった。
 なぜか今日中に何とかしないといけない雰囲気だった。時間があれば、センサーで人がいる時だけ点灯するとか、どうとでもできるのだが。あとでヒマなときにやればいいかと、その場は周りに合わせることにした。

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