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雀傑3から雀豪1に上がったときに変わったこと(地獄モードからの脱出)

雀傑3から雀豪1になかなか上がれない。ラスの連続する時があって、何か手を打ちたいが、どうするべきだろうか。こういった疑問に答えます。

本記事の内容

・メンタル面:地獄モードはあると思う

・技術面:相手の特徴をざっくり見る目

・ルール面:得点計算をざっくり覚える

・最後に:麻雀の本 おすすめ

この記事を書いている私も同じような疑問を持っていました。雀士から雀傑への昇級と比べて苦労した、雀傑から雀豪への昇級で感じたことを記事にしていきます。

・地獄モードはあると思う(メンタル面)

雀傑3で停滞している際の最も大変な問題は、この「地獄モード」だったと思います。34434などの着順となり、1位があまり取れず、ポイントが大きく削られてしまうこの現象。

他にもドラ3の配牌が何度も上がれない、リーチを打てば放銃になってしまうことが連続する、ダブルリーチを打ったら相手が九種九牌で流局になった、なども地獄モードの特徴だと思います。

4連続ラスを引いた時はとても落ち込みましたが、回数を重ねるうちに「これは回避しようのないラスだったな」「4人で打っているので、確率上仕方ない」など、気持ちの折り合いをつけることが大切だと思えてきました。

また、東1で12000の放銃など、明らかにラスになってしまいそうな場面でも、諦めずに最後まで打つことでラスを回避できたり、油断した相手からポイントを奪い返したりということが何度もあったように思います。

メンタル面を改善することで、連続ラス回避や、ラッキーな連勝の可能性が上がりました。

・相手の特徴をざっくり見る(技術面)

麻雀には色々なポイントがあると思いますが、私が雀豪に上がったときに意識していた点について書いていきます。精度は高くないものの、これらの観点を意識し始めたときから成績が向上した実感があります。

序盤:牌効率の精度を上げる/1段目の「ツモ切り」だけ見る/相手の成績

・牌効率の精度を上げる

この記事の最後で紹介する本の内容を反復して覚えることが大切だったと思います。特に多面待ちが決まったときは気分が良く、麻雀がさらに楽しくなりました。

・1段目の「ツモ切り」だけ見る

「手出し」「ツモ切り」という概念を聞いたことがあるかもしれません。すべての牌について「手出し」や「ツモ切り」を覚えることはできなかったのですが、1段目で「ツモ切り」が続いている場合だけ少し警戒するようにしていました。

(普通はバラバラの配牌なので、ツモ切りが連続しにくい:最初からとても良い配牌か、とても悪い配牌かの見立て)

・相手の成績

金の間で対戦していると、これから魂天を目指すような勢い?のある方(和了率と放銃率の差が10%以上)や、逆に伸び悩んでいる方など、色々な方と対戦します。

誰を特に警戒すべきなのかという見立てを持っておくことで、成績が少し向上したと思います。強い方のリーチにはあまり押し返さず、高い手以外では結構しっかり降りていました。

また、金の間で放銃率の高い方がいるときは、リーチ後でもドラを1発目で切ってくれることがあるので、ほぼラス確定みたいな状況でも逆転できる可能性があり、地獄モードから脱出できるきっかけにもなります。

中盤:鳴きを観察する/2段目の「ツモ切りばかり」の相手を警戒する/カンの観察

・鳴きを観察する

染め手の観察以外にも、三色同順や一気通貫の関係している2鳴きなどでは、欠けている牌を切らないようにしていました。また、両面チーでは、相手がテンパイに近いかもしれない、打点はどのぐらいだろうかなどと想像するようにしていました。

他には、鳴いていることから、相手の速度が早いことを意識して、時間のかかりそうな手牌で無理に押そうとしないこと(速度を合わせる)も考えていました。

・2段目の「ツモ切りばかり」の相手を警戒する

これはシンプルなのですが、2段目でツモ切りばかりの相手に関しては、もうテンパイしているとみなして、打点を予想したり、できるだけ筋を切るようにしていました。

全部の牌の「手出し」や「ツモ切り」を覚えていなくても、この程度で役立ったので、もっとうまくなればこのあたりの解像度が上がるのだろうなという気がしました。

・カンの観察

これは最初の「相手の成績」や最後の「得点計算」にも関連するのですが、相手のカンを見てみると少し役立ちました。

理由としては、そのカンをしてもあまり有利にならないのではというカンをしている相手の技術レベルが高くない可能性があるというところです。(多少無理な自分のリーチにも振り込んでくれるなどの情報になりうる)

逆に、テンパイが近いところでカンをしていそうな相手に関しては、戦略的にカンをしているのだろうな、などと思っていました。

終盤:カベを観察する/ダイレクトの筋や1枚切れの字牌に注意する/テンパイを目指すかどうか

・カベを観察する

カベの詳しい説明に関してはできないのですが、例えば7sが自分の手牌と場で「4枚見え」という場合に、8sの安全度が高いというような概念だと認識しています。

降りたいときや、押し返すとき、どうしても筋だけでは足りない場合があるので、活用していました。他にも「7sが早い人に、8sは通りやすい」というような概念も使っていました。

*カベとは少しずれてしまうかもしれませんが、他家の7sが早いから8sは山にありそう(自分の待ち牌に使う)などの概念も少し聞いたことがありました。

・ダイレクトの筋や1枚切れの字牌に注意する

これもシンプルなのですが、ダイレクトの筋や1枚切れの字牌に関しては、確かに安全度があるのですが、打てば高い(三色同順や一気通貫の抜けている牌だったり、チートイツで抜けている牌)ことが多かった記憶なので、少し安全度を下げて評価していました。

・テンパイを目指すかどうか

オーラスまで1位だったのにテンパイノーテンで逆転された、あるいは3位だったのにノーテンで4位に、3段目でリーチ棒を出さなければ3位だったのに、などの場面が何回がありました。

3段目ではテンパイを目指すかどうか、オーラス以外でも少し考えることが大切だったと思います。

・得点をざっくり覚える(ルール面)

得点計算をざっくり覚えておくことで、オーラスのラス回避で誰を何点意識するかや、トップ取りを目指して組むべき手の方針が立ちやすいです。

「符」をほとんど使わずに、得点についてプロの方が説明していた、以下の動画がとても参考になりました。

・最後に:麻雀の本 おすすめ

実際に色々な本を購入してみて、良かったと思うのは以下の本です。Kindle Unlimitedに含まれている本もあります。何かの参考になれば幸いです。

特に一番最後の牌効率の本(これだけで勝てる! 麻雀の基本形80)は低価格でありながら、内容が充実していてとても参考になりました。

また、本を読むことで麻雀のコツについての理解が深まり、Mリーグの観戦などもより楽しめるようになったと思います。

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ウザク式麻雀学習 はじめの書

麻雀1年目の教科書 (近代麻雀戦術シリーズ)

千羽黒乃の強くなる麻雀

これだけで勝てる! 麻雀の基本形80

Kindle Unlimitedを使ってみる

Kindle Unlimitedは将棋の本を読んでいた関係で以前から知っていたのですが、麻雀の本も充実しており、定額でこれだけ読めるなら2-3ヶ月はアリだなあという印象でした。

その月のラインナップによっては、麻雀プロのエッセイ本なども読めることがあるので、個人的におすすめできます。

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