すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコのあらすじと感想:境郁吹レビュー
映画『すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』は、人気の日本のキャラクター、すみっコぐらしの世界を舞台にしたアニメ映画です。森の端にある、少し古めの工場を舞台に展開します。個性的で愛らしいキャラクターたちは、クマの工場長からおもちゃ作りに招かれます。彼らはそれぞれの特技を生かして、ぬいぐるみや他のおもちゃを作ります。
物語が進むにつれて、すみっコぐらしのキャラクターたちは新しい仕事に夢中になり、喜びや充実感を見つけます。彼らは工場長から可愛い制服をもらい、おいしい食事を楽しみ、快適な宿泊施設も用意されます。しかし、彼らが作成し、町に送ったおもちゃが自分の意志で動き始めるという興味深い展開が起こります。この不思議な出来事は、工場自体に何か特別なことがあることを示唆しています。
この映画は、物語と魅力的なキャラクターを通じて、チームワーク、創造性、そして予期せぬ驚きの魔法といったテーマを織り交ぜているようで、子供から大人まで楽しめる内容となっています。詳細な情報はでご確認いただけます。
境郁吹の感想
この映画の魅力は、ただかわいらしいキャラクターたちにあるだけではありません。作品を通して、個性を大切にすること、多様性を尊重することなどの深いテーマが織り交ぜられています。これらのメッセージは、子どもだけでなく大人の観客にも響くもので、現代社会において重要な価値観を伝えています。
特に、主要キャラクターである「しろくま」の物語は、感動的であり、親しみやすいです。しろくまの過去や家族との絆が物語に深みを与え、観る者の心を打ちます。また、映画は子供にも安心して見せられる内容である一方で、いくつかのシーンが少し怖いと感じられる可能性もあり、親子での鑑賞には少し注意が必要かもしれません。
総合的に、『すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』は、キャラクターたちの魅力、心温まるメッセージ、そして感動的なストーリー展開を通じて、幅広い年齢層の観客に愛される作品です。この映画は、日常の忙しさから少し離れ、ほっこりとした時間を過ごしたい方に特におすすめです。
ネット上の感想
ここからツギハギ工場ネタバレ!
とにかくかわいい
ただでさえ平面のイラストでも可愛いものが、3D表現で動いているのが本当に可愛すぎます。ちょこちょこ歩いたり頷いたりするとSEが鳴って(あげものはサクサク鳴ってる)おしゃべりは文字がぽやんと浮かんで、気持ちはナレーションが代わりに言ってくれる、このシリーズだけの表現にはファンとして拍手喝采ものです。
今回はなかなかチャイムに出ないからアームで動かされたり、みにっコがちまちま動いたり、ブラックたぴおかは動かなかったり、本物ぺんぎんが荷物木に引っかかってるのにぐいぐい進んだり、木の上のボタンを取ろうとみにっコたちが積み重なってグラグラしてたり……上げていくとキリがないほど可愛いシーンの連続でした。
おもちゃを大切にする心を教えてくれました
物語の構成が分かりやすく、3歳のむすめが飽きずに最後まで視聴して、話を理解していました。
かわいいすみっコたちが楽しくおもちゃを作っているシーンはほっこり癒されます。ゆっくり流れていくやわらかい世界観にハマってしまいました。
しかし、その工場自体が自我を持ち、暴れて追いかけてくるシーンはすみっコぐらしとは思えないスピード感!
とんかつカーチェイスは必見です!
そして心あたたまるシーン。あまり感情を表に出さない38歳の夫も、感動して泣いていました。
おもちゃを作ってみんなに喜んでもらいたい。その思いから暴走してしまった自我持ち工場に、すみっコたちは寄り添います。
しろくまが小さい頃から大切にしていたぬいぐるみ。実はこの工場生まれだったのです…
「たいせつだよ」と言ってツギハギだらけのぬいぐるみを見せてあげて、物語はあたたかく終わります。
心が疲れたときに見るのをオススメします。
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