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業務委託として学んだこと

今回は1年半程度ですが、本業とは別に業務委託として1社のコンサルに入り学んだことを記載。

現在私は業務委託で1社コンサルに入らせていただいています。
友人からの誘いがきっかけでしたが、1社15年勤務の私は暫く「自分はこの仕事しか経験がないこと」「この会社しか経験がないこと」で、自身が他の会社で通じのか?疑問に思っていました。

そんな時会社が副業について、オープンに許可を出してくれたことで、すぐにトライしてみようと決めました。

異業種でのコンサルスタートだったので、私に最初に任された仕事は1名のフィールドセールスに配属された中途新人社員の教育でした。最初から大きな仕事は任されないとも思っていたので、なんでもやる気持ちでした。

その中で徐々にフィールドセールス1名の教育から、フィールドセールス全般のコンサルに変わり、インサイドセールス、ところどころマーケにも噛ませていただき、仕事の経験の幅が広がり、学びも大きくなっていきました。
特にSaaSという初めて経験するビジネスモデルだったので、難しさと同時に学びが多くとても刺激的でした。

前置きが長くなりましたが1年半程度ですが、業務委託として勤務させていただく中で、本業とはまた違う、自分なりに大事にしないと行けないと感じた価値観、仕事のスタンスです。

今回の文章を書くきっかけは何人かから業務委託を雇っている側の声を聞き自分なりに考えたこともありその備忘録、そして業務委託としての勤務されている方や業務委託勤務をこれからされる方の参考になればと思います。

①どんな介在価値を示せるか?
何かのデータで見たのが日本では副業勤務を認める企業が40%前後。一方で業務委託を受け入れる企業はそれよりも少ない、つまり求人市場的には書い手市場に当たると感じます。
その中で業務委託勤務者は継続してもらうためにも「介在価値を示せるか?」が非常に大事だと感じます。本業も一緒ですがただ言われたことをやっている、では介在価値は上がりません。
また自社社員ではないので雇って頂く雇用主側が十分な指示を出しきれないケースもあり得ると思います。そのため仕事を待ちのスタンスではなく、自分から手を挙げ取りに行くスタンスが大事だと感じました。

②あくまで主役は会社、正社員であり自身は黒子
ここが特に少し本業と異なると感じた箇所です。
あくまで、必要な仕事における課題感はありジョブ型雇用で人のニーズがありそこを業務委託という選択肢で雇っている状況です。極論そのニーズが無くなれば雇用は失われるのが業務委託契約だと捉えています。
もっと言うと会社の利益が出なければニーズがあったとしてもその雇用は失われます。
雇用形態における正社員と業務委託契約はここの扱いが異なると感じます(正社員だって解雇されることはありますが、あくまで現状の日本企業の多くがメンバーシップ型雇用の傾向があり人を雇った場合その人にできるいずれかの仕事を与えている傾向が強いと感じます)
その中であくまで主役は会社であり正社員で雇われている従業員です。
このスタンスを持ち会社に役に立てることは何でもし、意見を出していく、それでも自身が良い意味で出過ぎない存在になっていく必要性を感じました。

ある会社では業務委託契約された人が、ある業務の立ち上げミッションを負ったため、業務委託でありながら組織人事に私情を挟んだ口出しをし、時に会社批判組織批判をしその会社の組織を狂わせてしまったと聞きました。業務委託者にそのコアミッションを与える側にもリスク管理面で問題あったかもしれませんが、業務委託はジョブ型雇用を通して、会社に貢献する、良くするためにいるので望ましくない動きをしている事案です。

③それでも関わった会社、組織を愛し最大限貢献する
やっぱり正社員とは違う、絶妙な距離感は感じますが、関わらせていただいた以上会社を良くして利益貢献する。そのためにはその会社、組織を好きになり気持ちを持って働くことがとても大事だと感じます。「給与がもらえれば良い」と言うスタンスは会社にも組織にも伝わります。

「ただ稼ぎたいだけならうちに関わらないで欲しい。業務委託に払う給与があるなら正社員の給与を上げてあげて欲しい」
という管理職の意見を聞いた時に凄くハッとさせられました。

自分が成果を残せているか?問うとまだまだ足りないと感じます。
もっと貢献意識を持ち役立てるように成長したいと感じる良いきっかけでした。

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