自己肯定感の低さと技術へのこだわり
こんにちは。
坂口です。
ここ1週間で、単発コンサル15人の人と話して改めて思ったのですが、自己肯定感が低い店舗経営者が多い気がしました。
日本人は全体的に自己肯定感が低いと思うので、自己肯定感が低いこと自体は別にビジネス上のデメリットにはならないと思うんですけど、自己肯定感が低いわりに技術へのこだわりとかが強かったりするのが面倒くさいなと。
自己肯定感が低くて技術へのこだわりが強いとどういうことが起こるのかというと、同業者のことが気になって技術講習ばかり受けるようになります。
これってダメな状態だと思っていて、何がダメなのかというと、お客さんに目が向いていないんですよね。
だからいつまでも売り上げが上がりきらないという。
お客さんのためと言い訳をしながら、自分の自己肯定感を上げるために技術を学びに行くという悪循環に陥ります。
そもそもなんで自己肯定感が下がるのかというのを理解していない人が多い気がしますが、最も大きな原因は、
他人と比較するから
です。
他人ができていることを自分ができていないと認識すると自己肯定感が下がります。
なので、単純に他人と比べなくなれば自己肯定感は下がらず、逆に上がりやすくなります。
現代人は、自己肯定感が下がりやすいと言われていますが、その最たる原因となっているのがSNSです。
SNSで他人の投稿をインプットし、無意識のうちに比較してしまい、自己肯定感を下げてしまいます。
原因がSNSでのインプットとわかっているので、自己肯定感を下げないための対策は簡単です。
同業者のフォローを外せばいい
です。
フォローを外すのが嫌だったら、ミュートでもいいですよ。
とにかく同業者からの情報を全くインプットしないでください。
同業者だけでなく、僕みたいなコンサルタントとかの文章を読んで自己肯定感が下がっていく感覚があるなら、それも排除してください。
重要なことなので強めに書いておきますが、これができなかったらあなたは一生自己肯定感が低いままだと思ったほうがいいです。
僕はそうなってほしくないと思っているので、自己肯定感が低めだと自覚しているなら、今すぐにインプットをやめてください。(そもそもこのnoteのタイトルに反応している時点であなたは自己肯定感が低いと思います)
意外かもしれませんが、僕も自己肯定感は低いタイプで、中学高校と成績は常に下からTOP10でした(なんなら停学2回で留年しかけました)し、就職してからも明らかに向いていない仕事に就いて、同期の中で圧倒的に1番仕事ができなかったと今でも思っています。
この文章だけ読んでも、同級生との比較、同期との比較をしてしまっているのがわかると思います。
なので、油断したら自己肯定感が下がってしまうタイプだし、親の介護が始まるまではお金を稼いでいる人の情報をインプットしまくっていたので、完全に自己肯定感低めのノウハウコレクターでした。
それが親の介護が始まって、インプットをしている時間的余裕がなくなったので、自己肯定感が下がる暇もなくなったんですよね。
それ以来、インプット内容を絞るようになったので、強制的に忙しくなったのは良いことだったのかなと今となっては思います。
そもそも、お店の人に限らずビジネスをやっている人は、SNSをアウトプットツールとして使うべきです。
お店だったら、お店の情報をアウトプットして、見込み客や既存客のやり取りとしてだけ使うべき。
インプットするなら、お客さんの情報とプライベートで通っているお店くらいにしておいたほうがメンタルが健全に保てます。
この話って、理屈では理解できると思いますが、実践できる人って意外と少ないですよね。
なぜ、実践できないかと言えば、業界の最新情報を知っておかないとマイナスなことが起きると思っているからでしょう。
もちろん、その可能性はないとは言い切れませんが、少なくともお客さんは最新情報なんか興味が無いので、ビジネス上でマイナスになることはほとんどありません。
どうしてもインプットしたいのであれば、あなたが理想とする同業者1人だけの情報をインプットしましょう。
その人の情報が最新であろうがなかろうが、インプットしてれば理想の状態に近づくわけですから、多少自己肯定感は下がれど、最終的にはプラスの状況になると思います。
注意点として伝えておきたいのが、理想とする同業者は1人じゃないとおかしいですからね。
理想なので。
理想が2人いるとしたら、それは理想じゃないというか、おそらく突き詰めて考えられていません。
理想かどうかを判断するには、
その人と同じ人生を歩みたいのかどうか
を考えればいいと思います。
その視点で考えてみたら、対象者は1人に絞られると思いますし、むしろ理想じゃないかもしれないということに気づくかもしれませんよ。
理想じゃないんだったら、インプットしていても意味がないので、さっさとフォローを外しましょうね。
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