ゆったりたっぷりのんびり
北海道三日目。
この日は土産物探しなどがメインののんびりとした日だった。
朝から札幌場外市場へ行き、友人二人はカニの弁当と土産物を探し、ぶらぶらと歩く。
私はというと、甲殻類は食べられないためザンギをつまみながら二人に同行した。
やはり札幌はカニなどが中心の海鮮、そしてメロンが目玉。
歩くだけで店の人から試食などを勧められる。
しかし、私は海鮮はほとんど白身魚のみでメロンもあまり得意ではないため目が合わないよう虚空を見続け歩く。
無事に弁当、そして友人の一人はウン万円のカニを購入し自宅に郵送していた。
彼は金遣いが派手な方で、iPhoneもほど毎回購入したり(なお最新型は旅行中の発売であるため当日に買えないという理由で断念していた。別日だったらかっていたのか?)二桁万円いくカメラのレンズもあまり悩まずに買う。
そのためカニを買ったと聞いてもあまり驚かなかった。
ホテルに戻る途中、北海道神宮へ立ち寄った。
私はここで参拝だけでなく六花亭のバターサンドを購入した。
家族に買ってきてほしいと言われたからだ。
札幌土産といえば白い恋人だが、母は「もう十分食った」と言っていた。
恐らく、札幌において最もメジャーで買いやすい土産であるが故、彼女の人生において数えきれないほど渡されたのだろう。
そう思うと同情を禁じえず、素直に言葉に従った。
北海道神宮は初めて行ったのだが、名前は水曜どうでしょうで聞いたことがあった。とても大きな神社であり、思わず小声で話したくなるような雰囲気がそこにはあった。
我々はホテルに戻り、買ってきた昼食を食べ少し休憩してから観光へ向かった。
最初は水曜どうでしょうの前枠などで有名なひ平岸高台公園。
実際に来てみないとわからないことだが、本当に普通の住宅街にある公園で、そこまで広いものではない。
しかし、あの角度に立つとそこは確かに我々をさんざん魅了した地へと姿を変えた。
二年ほど前に園名碑が寄贈され、そこの近くでは子供がままごとをしていた。
我々のほかにも同じ角度で写真を撮っていたカップルがいた。
話が合いそうだと思いながら次の場所へ向かった。
クラーク博士像の置かれているさっぽろ羊ヶ丘展望台。
直前まで白い恋人パークと悩みに悩んだのだがこちらにした。
てっきりブロンズ像だけかと思ったら土産物店や雪まつりの資料館など見どころがあった。
旅行に来れなかった友人と兄への土産物を購入し、ホテルへと戻った。
翌日は帰るだけなのだが、手荷物検査でフル充電にしていたモバイルバッテリーが飛行機に持ち込めなくなったり、大雨に降られ飛行機が遅延するなど最後までドタバタであった。
私は基本、単独行動が好きなのだが気が知れた仲間内との旅行もまた別の楽しさがあった。
まあ、三泊四日はさすがに長いが。
終
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?