【まちある記】下町〜中新町〜西小島〜十人町〜東山手
春になったなぁと感じる瞬間。
メジロを見かけたとき、梅が咲いたとき、風の匂いが変わったとき、霞っぽい風景を見たとき……
いろいろありますが、
「まちあるきを積極的にするようになる」
のも、わたしにとってはその一つです。
こもりきっていた冬の運動不足もあり、
なんだか外に出て体を動かしたい気分。
そんなときはまちあるきを決行します。
今回の出発地点は下町。
長崎電気軌道の終点「石橋」からすぐの場所です。
郵便局へ行きたいので、梅香崎の郵便局を目的地とします。
ルートは未定、ルールは「惹かれた方の道を行く」。
ちなみに石橋電停から郵便局まで最短で徒歩10分、といったところでしょうか。
さてどれくらいの時間で到着するやら……。
まずさっそく出会うこの路地。
何度通っても毎回新鮮に
「好き………」と思ってしまいます。
石畳と程よい道幅はなんか落ち着く。
防火バケツとコーン、のぼりの赤が効いてます。
覆われすぎて、絵になっていました。
アーチがかわいい。
遠くて見えにくいですが、アーチの終点とゴミステーションのわずかな間からネコがこちらを見ています。
先を進み、ふと目を横にやると明らかにヤバイものを見てしまいました。この勾配のきつさ、わかりますか。壁のように階段が続いています。こわい。
今回のルールは「惹かれた方の道を行く」。
そうです。のぼらずにはいられないのです。
だって惹かれてしまったのだから……。
お日様の笑顔が眩しいです。
ほぼのぼりきって、振り返った景色。
すごい、こんなにのぼったんだ!と感動しましたが、
上がらない足を必死で上げ、転げ落ちないように手すりに掴まりながらの到達でした。開始早々、必死でした。息切れがなかなかおさまりませんでした。
「ハイツオーシャンビュー」
ほんとにオーシャンビュー。
何かを50円で売っていたみたいです。
ひなたぼっこ中です。遭遇2匹目。
遊具と正面から向き合えるベンチ
町の境目です。階段のある地区特有のベンチが設置されています。
♡だ!
右の電柱と中央の電柱の間にあるのが斜行エレベーター、通称「グラバースカイロード」です。こうして見ると柱とかタワーみたい。
バイクが通れる工夫があるだけで坂の町の利便性は一気に上がります。考えた人、天才。
マリア様が見てます。
墓地に出ました。これまでのぼってきたところの最上部です。
墓地の中を進みます。長崎の景色がどんどん広がる!
圧縮率がすごい。住宅地の中に現れる青い屋根の海星高校と赤い屋根の活水大学がかっぴょいい。3枚目には建設中の高層ビルが2ヶ所。新大工のマンションと市役所。浮いてるなって思うのはわたしだけ?
なんだかネコって幸せそう。
ネコの後ろ姿を見つけてしまったのでのぼります。
気付かれました。
鳥を見ていたみたい。遭遇5匹目。
住人よりもネコに会う。
路地に吸い込まれるような気分。走り去る8匹目。
右目室外機が並んでるとラッキー!って思っちゃう。
なんかいいな…と思ってしまった。
またのぼるはめに。
のぼった先で四天王に遭遇。
この道が好きで通らずにはいられない!
移転した十善会病院の取壊し中。春めいている。
おりたところにいた。13匹目。ぺろり。
しっぽないタイプのこだ〜〜きゃわ
走り去る14匹目。この辺りの路地は最高すぎる。でもプライベート空間が近いので、なるべく立ち止まらないように進む。景色は目に焼き付ける。
15,16,17匹目。人よりネコが多い。本当に。
やっと平地におりてきた。このかまぼこ屋さんの数軒先に郵便局。ちょうど1時間でした。
郵便局のすぐ隣はユダヤ教会があった場所。
ああ、この先にも階段が……。
ゆるいチラシを見つけたので元気が湧いてきました。
この階段には歩行補助の機械が設置されています。
もう階段はそろそろいいかなって気になってきた。
のぼった先は階段しか選べません。
はい、のぼりますよ、のぼりますとも。
住人の方たちによる青空ギャラリー。よい。
先が見えない。
先にいたネコたち。何匹目???
のぼりきりました。明らかに家だったでしょ?ってところにお宿ができていた。景色は良さそう。奥に見える山は彦山。
のんびり。ネコとの遭遇率の高さも春を感じます。
かわいい……。逃げなくていいよ〜という気持ちを込めてゆっくり瞬きであいさつをする。
応えてもらえました。なおピントは合っておらず。
兄弟らしきネコたちもいました。スヤスヤ。
今回のベストオブ階段。石!!
お気に入りの場所。この下見板を見るために曲がり角を曲がるのです。
おりてきました。スタート地点まで向かいます。
戻ったところで出会ったネコが、家に入っていく衝撃的瞬間を見届けて今回のまちあるきは終了です。
【今回のまちある記】
歩いた時間:1時間25分
歩いた距離:4.18km
遭遇したネコ:26匹
ぐるっと一周まわりました。起伏の激しさは鈍った体を目覚めさせてくれました。歩いたところはどこもネコのオアシスでした。
これから少しずつまちあるきの記録を「まちある記」として投稿していく予定です。
次回もお楽しみに。
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