見出し画像

会社を辞めて失ったもの

会社を辞めて、1年。

会社を辞める前に、会社を辞めると失うだろうなと思っていたもので、実際にはなくならなかったものがある一方、本当に失ってしまったものがあることに気付きました。

まず、失うと思っていたけど、実際にはなくならなかったもの。

「人脈」です。

自分のこれまでの人生の宝だと思っていた人脈を失うかもしれないということは、退社を考えたときに悩んだものの1つでした。

いざ、会社を辞めてみて、自分にとって本当に大切な人脈は会社を辞めたくらいではなくならないということがわかりました。

自分が勝手に「電通の阪下」だから付き合ってくれているのでは?と思っていた人脈は、電通を辞めた後も変わらず続いています。(少なくとも私はそう思っています(笑))

もちろん、これまでのように仕事等でやり取りがあるというわけではなく、頻繁に電話したり、飲みに行ったりするような形ではありませんが、メールで近況を知らせあったり、SNSに「いいね!」をし合ったり、たまにはリアルで飲みに行ったりすることで、お互いの状況を認識し、これまで築いた関係からまた新たな関係を築いてくれると思っています。


逆に失ってしまったもの。

「信用」です。

これは、人間的な信用ということではなく、社会的・経済的な信用です。

会社という組織に所属しておらず、フリーランスになって1年経っていない人間には社会的・経済的な信用はほとんどありません。

フリーランスでも1年働いて、決算を行って、ある程度の結果を出すことができれば、信用を得ることはできるかもしれませんが、フリーランス1年生で決算を一度も終えていない人間には社会的・経済的信用はほとんどありません。

社会的・経済的信用のない人間は、銀行でお金を借りることも、賃貸で家を借りることも容易ではありません。

現在、ケーキ屋を始めるべく物件を探していたりしますが、年収の欄に金額を記入することができず、このままでは保証会社の審査が通らないと言われて、不動産会社さんに相談する日々です(汗)

自分が会社というものに所属していることで、社会的・経済的な信用を得られていたことを痛感した瞬間でした。


教訓は、

「お金や家を借りるなら、会社を辞める前に!」

です。


😄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?