充電期間の大切さを知ろう
こんにちは。Saka.先生です。
数ある記事の中からご覧いただき、ありがとうございます。
今回は充電期間の大切さについて考えていきたいと思います。
①充電期間とは
「充電」と聞くと、スマートフォンやゲーム機器などをコンセントに繋ぐイメージがありますよね。当然、充電をしないとそのうち電池が切れてしまいます。
その構造は人間も同じなのです。人間も、充電をしないと電池が切れてしまいます。
多少は無理して頑張り続けることはできるかもしれません。しかし、いつか電池が切れて動けなくなったり、頑張れなくなったりします。取り返しのつかないことになるかもしれません。
「人が次に行う物事に備えて、活力を蓄えること。」と、しっかり辞書にも明記されています。物事を次から次へとこなしていくには当然労力がかかりますし、活力を蓄えなければ頑張れません。
「充電」をする方法は、人それぞれでしょう。家でのんびりすることが充電になる人もいれば、外で楽しく遊ぶことが充電になる人もいますし、美味しいものを食べることが充電になる人もいるでしょう。
自分に合った「充電」の方法を見つけて、上手に生きていきたいですね。
②学校って行かなければならないの?
この発言をすると、「何を言っているんだ」と思われるかもしれません。
(誤解を生まないために言うと、もちろん「学校に行くことで得られるものは大きい」ですし、行けるのであれば行くほうが様々な経験もでき、選択肢も広がるでしょう。私も、受け持った生徒にはもちろん学校に元気に来てほしかったですよ。)
学校の先生を見ると「学校に来させないと」と思っている人ばかりです。
でも、その発言は誰のためなのでしょうか。本当に生徒のためなのでしょうか。
私が勤務していた学校では、学校を休む生徒に対して「弱い」などと発言している先生もいました。
学校を休んだら「弱い」のでしょうか。
不登校の定義を見てみましょう。
昨今、コロナ禍があったこともあり、従来よりも人間関係の構築に課題を抱えている生徒が多いように感じます。
そのような生徒が、文言にもあるように「登校したくともできない状況」にあれば、全力で支援をしていかなければなりません。
しかし、その支援の方法を間違えてはなりません。
「学校に来たほうがいいよ」
「勉強が遅れて将来に影響があるよ」
「友達が待っているよ」
よくある声掛けだと思います。しかし、そのどれもが不登校の生徒にとっては重荷になる可能性があります。
私の経験談を軽くお話しします。
長い年月が経った後、弟に聞くと、「無理に学校に行けと言われるのはしんどかった。何も言われなくなって、楽になった」と言っていました。
もちろん、様々な事例があるでしょうし、教育というものは確実な一つの解は存在しません。
しかし、「学校に行く」=「正義」という方程式で縛られた指導をしていくと、生徒は窮屈になってしまうという考えも持っておいていいかもしれません。
もちろん、高校では単位の関係で欠席時数に敏感になる必要はあります。それでも、「その生徒にとって本当にその高校で頑張るべき」なのか、それとも「通信制などで頑張るほうが合っているのか」ということは慎重に見極めたほうがいいと考えます。
だから、「無理をして身体に大きな影響を及ぼすくらいなら行かなくてもいい」というように言いました。元教師らしくない答えで申し訳ないですが、私はそう思います。
生徒である皆さんは休む勇気が時には大切です。
休んでいる間に、自分と向き合ったり、将来のことを考えたりすることができます。
しっかり「充電」をして、フル充電の状態で次の行動をしていきたいですね。
(最初にも言いましたが、学校で得られることは多いので、無意味に「行かないほうがいい」と言っているわけでは決してないです。ただ、「休んでもいいんだ」という気持ちを持つだけで楽になるときはあります。)
③先生も自分を大切にしよう
これは、私が同僚の先生から言っていただいた言葉です。もちろん、マイナスな意味ではありません。
教師は、
「自分が休んだら迷惑をかける」
「学校がまわらない」
のように考えがちです。
もちろん、授業の自習代行であるとか、分掌や担任など、誰かの負担が増えることはあります。
それでも、長い目で見ると、無理をしすぎて倒れて長期休職になるよりは、早めに対策をしてすぐ復帰をしてくれるほうが学校としてもありがたいです。
これは文科省の資料ですが、ほぼ右肩上がりで精神疾患による病気休職者数は増えています。
憧れて教員になった人も少なくないでしょう。手遅れになる前に、先生である皆さんも休む勇気が時には大切です。
コーピング、レジリエンスという言葉があります。
教師に限らず、生きていく限り全ての人間は「ストレス」を抱えると思います。
そのストレスに押しつぶされることなく、上手にこなしていくことが必要です。
自分なりの方法で、ストレスを発散して、前を向いて過ごしていきましょう。
まとめると
人間も、充電をしないと電池が切れてしまうので、自分に合った「充電」の方法を見つけましょう!
生徒も先生も、休む勇気が時には必要!
絶対に無理をしすぎないで!休むことは悪いことではない!
でした。
Saka.先生
*人間は休まないとやっていけませんよ…。さ、今から美味しいものでも食べに行きます!*
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