見出し画像

#15.『漫画喫茶にひきこもる』 ヘタレなオレのエピソード

このnoteは自分の弱さや恥ずかしい部分を率直に表現し、それを受け入れられるなら、もっとラクに生きられるのではないかと考え、100日間書くことにしました。

今日で15日目です。

今日のヘタレなオレのエピソードはこちら↓↓


​【漫画喫茶にひきこもる】


社会人になってから、漫画喫茶に行く頻度が増えた。
大学生のときも、たまには行っていた。
子供の頃から漫画が好きだったし、ただ単に好きだから行っていたのだ。


しかし、社会人になり、休日に予定がなければ、ほとんど漫画喫茶に行っていた。

その理由は、寂しさを紛らわせたかったからだ。


社会人として、できるだけ休日には誰かと会う予定を立てようと努力していた。

最も簡単なのは職場に行くことだった。
勉強や研究の名目で、しばしば職場に行っていた。
だが、職場に行きすぎると周囲から休むよう言われてしまう。
やりすぎも問題だ。

そのため、外部研修にも積極的に参加していた。
しかし、研修にも限界があった。

友達と会うことを考えても、大学時代のようにみんな暇ではない。
特に、夜勤のある仕事をしていたので、平日が休みになることも多く、友達と休みを合わせるのは難しかった。


そこで、漫画喫茶はすごく便利だった。


漫画喫茶には物語が溢れている。
人の生き様、感情が描かれ、誰かと話しているような、誰かと一緒にいるような感覚になれる。

漫画の中に自分の共感する場面やキャラクターを見出し、キャラクターの感情と一体になって、まるで自分の体験かのように感じることができる。
それは、実際に誰かと一緒にいるときの感情の動きと似ている。


加えて、漫画は自分で選べる。
求めていない感情の動きを引き起こすものは、本を閉じればいい。
欲しい感情の動きを与えてくれる漫画を選べるし、自分のペースで進められる。
非常に安全な環境で、感情を揺さぶることができるのだ。


本当は、漫画で感じるように、さまざまな感情を味わいたい。


けど現実のオレは、
人に会う理由は仕事、勉強、研究、研修、遊びなど、明確で分かりやすいものばかりで、欲しいものを求める時間ばかりを費やしていた。


人と本当に近づくと、望まない感情やネガティブな感情も受け入れなければならなくなる。

だから、実際には人に近づかない選択をしていた。

自分の感情が揺れ、自分の嫌な部分が見えるのが怖かった。


そのため、漫画喫茶に逃げていたのだ。

寂しさを紛らわせるため。


そして、本当に誰かと近づくのが怖いけれども、感情は動かしたい。

その手段として、漫画喫茶は最も楽で安心できる場所だった。


さらに、漫画を通じて人の感情や職業について学べるし、医療の仕事にも活かせると自分に言い聞かせることもできる。

ただ漫画が好きなのだとも言うことができる。


どれほどヘタレなのだろう。


好きだとか、学べるとか、表面上はいい理由に見える。

けど、本当は人とつながるのが怖い、自分の弱い部分を見せたくない、自分でその弱さを直視したくない。


それが本当の理由だった。本当にヘタレだ。


今でも、この傾向は続いている。一見すると、周りからはすごそうに見える理由や、良さそうに見える理由を伝えるけれども、

本当は、怖さから逃げるため、回避するため、自分の安全・安心を確保するためが理由であることが多い。


カッコつけていても、近い関係になれば、逃げているのは丸わかりだ。人とつながっていきたい、そう思っているのだから、人と近くなっていく。

そうすると、バレてしまうのだから、もうこの逃げる傾向、安心や楽を求めることの優先順位が高いこと、このヘタレを隠していてもしょうがない。


少しずつでも、この傾向を周りにも伝えていくのが、結局は、一番自分にとって楽なのではないか、そんな風に、今回の、漫画喫茶に引きこもっていたことを振り返り、思ってきた。


少しずつ、自分のヘタレっぷりを、そのままの自分を出していこうと思う。




最後までお読みいただき、ありがとうございます。

残り85本、いろんなヘタレなエピソードを書いていこうと思います。

よかったら、また見てみてください🍀


SAKAMO / 坂本岳之

読んでいただきありがとうございます。もし心に残る言葉があれば、サポートしていただけると嬉しいです。今後も応援を励みに書いていきます。