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コミュニケーションは上手くなる?【知見&自身の課題】

カウンセラーの坂本岳之SAKAMOです。
今日は、コミュニケーションは上手くなるのか?というテーマで書いていこうと思います。

知識や経験の部分のお話と

現在進行形の自分自身の話と両方していきたいと思います。

このnoteを読んでくれているみなさんは、何かしら『コミュニケーション』に関して興味を持っている方ではないかと思います。

僕自身も、コミュニケーションに関しては、興味がすごくあります。

みなさんは、どんなコミュニケーションに興味があるでしょうか?

仕事、プライベート、家庭、子育てなど特定の分野でのコミュニケーションでしょうか

仕事相手、家族、友人、彼氏・彼女、妻や夫、パートナー、コミュニティの相手など、誰か特定の相手とのコミュニケーションでしょうか

今日のテーマは、『コミュニケーションは上手くなるのか?』についてです。

まず、知識や経験の部分からお話しすると、コミュニケーションは上手くなるものだと思います。

コミュニケーションはセンスではなく、習得可能な技術やスキルだと僕はよくお伝えしています。


なぜ、上手くなると言えるかというと、僕自身の体験と、仕事での経験からきています。

まず、僕は、とてもコミュニケーションが苦手でした。

本当に人とのコミュニケーションで、日々悩んで、生きづらいと感じていました。

人前で話すときも、どう話せばいいか分からなくなるし
人が多い時だけでなく、1対1でも自分の気持ちを上手く伝えられないし、どうしてわかってもらえないのだろうと、いつも悩んでいました。

転機は、精神看護の現場での仕事でした。

もちろん仕事でも、コミュニケーションは上手くいかないことばかり。
患者さんとのコミュニケーションは一筋縄ではいきませんでした。

大変な状況の患者さんへのケアをする中で、試行錯誤の毎日でした。

こうやったら正解なんてことはなく、同じ言葉をかけても、ある人の時はうまくいくことあっても、他の人の時にはうまくいかないなんてことばかりでした。

コミュニケーションなんて下手なんだろうと思っていました。
毎日困っていたように思います。

自分のコミュニケーションは、上手くいっている自信はありませんでした。

けど、働く中で、

患者さんの病状が改善していくのを目の当たりにしました。
精神科の患者さんの病状が良くなるというのは、身体科の患者さんのように目にみえる傷や数値で良くなると分かるのではなく、人との関係性や自分との関係性、人とのコミュニケーション、自分とのコミュニケーションが良くなっていると感じるのです。

最初の頃は、自分の状況を伝えられなかったのが、だんだんとどんな時に苦しいのかとか、こんな時に楽になるとか、話していても理解できるようになってくるんです。

あれ、患者さんのコミュニケーションが上手くなってると感じたのです。

自分自身のことだと分からなかったのですが、患者さん、相手のことだと、コミュニケーションって上手くなるんだ!と思ったのです。

上手くいっている時と、上手くいっていない時には、パターンや共通点があったり、法則性があることも見ていると分かってきました。

コミュニケーションって科学なんだなと感じたんです。


これをやったら必ず上手くいく、絶対正解があるというわけではないのですが、本質とか、外してはいけないものみたいなものはあって、

患者さん自身が科学者となって、自分自身のこういう場合は上手くいって、こういう場合は上手くいかない、自分の傾向を知っていくことを、一緒に関わらせてもらっている感覚でした。

そんな風に、自分を知って、自分自身と、他者とのコミュニケーションが上手くなっている患者さんと関わっていると

コミュニケーションは、生まれ持ったセンスではなくて
身につけることができる技術、スキルなんだと思うようになったんです。


そういった経験から、コミュニケーションは、上手くなると思っています。

これは、自分自身にも適用できて、僕自身の仕事での困り事や、生活での困り事にも精神看護で身につけたコミュニケーションを活用していた実感もあります。

けれど、ある特定の部分にだけ適用していたと今は感じています。

対人援助でのコミュニケーションに限って学んできていたのだと。

僕自身の現在進行形の課題は、自分の人生をどう進めていくか、人を巻き込んでのプロジェクトをどう進めていくかとか、家族の形態が変わったり、子育てが進んだりしていく中でのコミュニケーションなど

コミュニケーションが上手くいっていないなぁと感じています。

先ほど話した知見や経験を、自分の今の課題に適用していくと、どうなるでしょうか。

ポイントは、コミュニケーションはスキルであるということを忘れているのだと思ってきました。

どこかで、自分は諦めていたのだと思います。これ以上上手くならないかもしれない、限界があると。
自分の人生をもっと良くしていくことは自分にはできない。
人を巻き込んでいくプロジェクトは自分にはできない。

そんな風に思ってしまっていたから、その分野に関するコミュニケーションを学ぼうとしていなかったのだと気づいてきました。

これまで、僕は精神的ケアに関してのコミュニケーションについては、過去に積極的に学んできましたが、

今の自分自身の課題に関して、積極的に学ぼうとしていない自分に気がつきました。

特定の分野に関して、経験してきた分野に関してはコミュニケーションは技術でスキルであると言っていたのに、いざ自分の課題に関してはそうではないと、都合よく逃げてしまっている自分がいました。

なんてことでしょう。

今回、書いてみることで、自分自身が大切にしている、コミュニケーションは身につけることができるスキルである。ということを改めて認識して、そしてそれを自分の今の状況には適用していない自分にも気づきました。

試行錯誤によって身につけてきたものなのに、どこかで今の自分は試行錯誤せずともできるのではという、傲慢な自分がいて、試行錯誤していないからできていないのに、自分にはできないと諦めている状況だと思ったので、まず試行錯誤をしていくことから始めていきたいと思います。


まとめると、今日のテーマは、コミュニケーションは上手くなるのか?ということでしたが、

コミュニケーションは、生まれ持ったセンスではなく、学習することで身につけることができる技術、スキルです。

けど、何もしないで身につくものではないですと。

けど、つい自分自身の課題に関しては、何もしないで身につけたいって甘えた自分、楽に流れる自分がいましたと。

まず、諦めることなく、自分の今の状況、自分を科学者として、自分を知っていくこと、そのための試行錯誤をしていくことから始めていこうと思います。


コミュニケーションは、上手くなるのか?というテーマで、知識や経験と、今の現在進行形の課題について書かせてもらいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


読んでいただきありがとうございます。もし心に残る言葉があれば、サポートしていただけると嬉しいです。今後も応援を励みに書いていきます。