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楽天証券 新春講演会2020に参加してきた話(後編)

少し間が空いてしまいましたが、楽天証券の新春講演会2020に参加してきたのでその報告の後編をシェアします。

なかなか一気に書くとしんどいので、すみませんが分けて書いてます><

前半はこちら↓

2020年 日本株式の傾向 (楽天証券 チーフストラテジスト 窪田真之氏)

国内株式の2020年傾向に関してトウシルを運営する方からお話がありました。トウシルって知らなかったんですが、なかなか投資に関する情報が転がってて面白いですね↓

割と今回の話もトウシルに記載してある内容とかぶる部分も多かったです。

国内株式の2020年おおまかな傾向

内容ですが国内株式に関しては2020年前半において短期の景気回復が見込まれると予想しているとのことです。根拠がいまいちわかりませんでしたが、、

面白かったのは景気循環に半年ぐらい先行して株が動くとの説明です。
要は実際には景気が後退しているときにはもう株価は下がりきってしまっているか、次の景気傾向に向けて動き出しているということ。逆に世間は景気がいいのに先行して株価が下がることも起こり得る。
現状(2020年1月現在)日経平均が上昇傾向にあるのは2020年前半の景気回復の予兆が出ているからだろうとのこと。投資ほぼ初心者の私は初耳でしたが、よくよく見てみると確かにそうなっている?気が?します。(笑)

コメント 2020-01-15 224633

当たり前ですが予測して動く投資集団の動きは早いということですかね。

したがって現状の日本株に関してはまだ買い時が続くとの予想でした(全くもって責任は持てませんので笑)。

国内製造業株式の傾向

米中摩擦の影響を受け国内製造業の株価は現在低めだが、これからの回復に期待されるとのこと。
もう一つ面白かったのは製造業の景気循環は半導体産業に顕著に現れるということでした。これから5Gが拡大してくることも考えると半導体産業への投資のリターンは確度が高いかも?

短期的にみると上がり下がりはあるだろうが、割安で買収価値の高い株価を選択すれば、長期投資は良い方向に向かだろうとのこと。

一様以前の記載したランダムウォークの内容記載の通り?笑

その中でも特に配当利回りが良い会社は長期的な投資としてGOODとのことでした。

2020年 米国経済の株式相場見通し (ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC CEO 堀古 英司氏)

まずお話しされていたのが米国経済に対する日本国内のメディアの評価がネガティブすぎる!ということ。現地で働く堀古さん曰く、米国の考えと大きく異なる内容がメディアで流れているということ。

自身で見極められる判断能力を養う必要がありますね。

2020年米国経済の見通し

確かにメディアでは米国経済を煽るような報道が多いような気がしますが、そもそも米国で景気後退とみなされるのは2半期連続で経済が後退したらだそうです。実質GDPを見ればまったくもって現状後退とは言えません。

アメリカの裁量支出の割合は近年26%程度を平均に推移しており、この値は金融危機以前の過去に比べるとまだ低い値です。これは金融危機の影響が大きすぎでまだ経済が回復しきっていない証拠とのこと。
現状の米国好景気は期待インフレ率(PCEデフレータ)(*1)が2%以上に高まると好景気がおわるとFRBは予測しています。

堀古氏いわく、2020年にそれが起こる可能性は低く、少なくとも数年以上先だとのことでした。

(*1)個人の消費支出の変動分のうち、物価変動によるものを除くための指数

また、株価の価値を示すのに以下の数式を示しておられました。

キャッシュフロー/(金利+リスクプレミアム-成長率)

この数式に従うとアメリカは現状実質成長率に比べて金利が低すぎるため、分母が極端に小さく、好景気の過熱が進む状況にあると判断できるとのことです。

市場で生き残るために

厳しいウォール街で生き抜いてきた堀古さんだからこそのアドバイスとして以下を上げられていました。


(1)トレンドに逆らうな 

現状のS&P500指数はテクノロジー、一般消費財のセクターが高く、株式購入の先にはこのような市場のトレンドに逆らわないことが重要だということです。
逆をいえばエネルギー、通信セクターはここ10年間圧倒的に低い。逆張りしてもこの先恵まれることはないだろうとのこと。

(2) サイクルをとらえよ

リスクの少ないETFを購入しても見返りはすくない。市場の傾向とサイクルを予測して購入する株式を選択することが重要だとのこと。(それができれば苦労しませんが、、笑) 

また同時に良いビジネスを適正な価値で買うということも強調されており、一例としてBOEING/FACEBOOK等を上げていました。不祥事があったとしても良いビジネスは継続的に成長するため、そのサイクルをつかむべしということ。

多分上記のような情報は自分で調べればなんとなくわかるようなことなんでしょうが、調べるには時間も労力もかかります。本を読んでネットサーフィンをして投資勉強するぐらいなら、経験者の方の話を聞きに行くことは圧倒的に効率的だと今回痛感した次第です。

引き続き、機会があれば外に出ていこうと思います。


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