ワークショップに行ってみた
しばしばWSと表記されるそれは、決してONE PIECEのウォーターセブン編の略称ではなく、一般的には"ワークショップ"と呼ばれます。
11月中旬に差し掛かる頃。
教室でイタリック体を練習し始めたものの、同時期に始めたモダンカリグラフィーはテキストの見様見真似でひと月が経とうとしていました。
かの有名な島野真希さんが手がける指南書を片手に書いてみたり、YouTubeやインスタを参照しつつモダンの筆運びを真似ようと研究するも…
……垢抜けない。なんかもっさりしてる。
それに、えもいわれぬ書きにくさを感じる。ペン先が妙に引っかかる……。
アルファベットの小文字をひと通り練習し、私は考えました。
「上手な人が書いている姿を見せてもらおう。なるべく早いうちに!!」
いざWS
そうして大阪で開かれた少人数カリグラフィーWSへ参加することにしました。
先生はインスタでフォローさせていただいているMさん。
自筆の筆耕のほかにデジタルも使いこなし作品を作られている方で、文字の雰囲気も大好きで、生き方含め憧れの存在です(WSでお会いしてさらにファンになりました)。
急遽思い立っての参加表明。快く受け入れていただき一安心。
申し込みから4日後、私はWS会場にいました。
生徒は4人、個人的には丁度良い規模感です。
今回は初心者向けの内容で、小文字アルファベットをひと通り練習し、最後にミニカードに好きな言葉を清書してシーリングスタンプを押して完成させるものでした。
オシャレステーショナリーの代表格(?)シーリングスタンプまで体験できるなんて最高ですよね。最高でした(感想)
特に許可を得ているわけでもないのであまり細かなレポはしませんが、完成したものが冒頭の画像のとおりです。ごっつええ感じやないですか。
ちらと写っている小物なども用意していただいたものですが、写真用のスペースまでオシャレです。
オシャレな空間に自分(もしくは自分の作品)があると眩暈がするタイプなのでこの時もかなりクラクラしましたが、私のオシャレ耐性が低い話はまた後日。
私はといえば、先日結婚した友人の結婚お祝いに添えるカードとして作成しました。選んだ文字はフランス語の「おめでとう」
先生にお手本を書いてもらって、見様見真似で清書しています。時間の都合もありほぼ一発書きで終了。
完璧とまでは言わずとも今ある力を発揮して書いたので、まずは作品を完成させたことを誇ろうと思いました。カードは今日、プレゼントに添えて友人にあげてしまったけれど記憶に残る1枚になりました。
行ってよかったWS
初めてのWSは得たものはとても多かったです。
個人的に特に良かったと思ったのが
・紙を傾けて書いてもいいと知った ←そんなこと!?と思うかもしれませんが、全くこの発想がありませんでした。YouTubeとかインスタも、撮ってる画を見ると紙の傾き具合って分からないし…。苦労して脇を締めて書いていましたが、紙を傾けるだけで30倍は楽に線が引けるようになりました最高
・ペンホルダーを変えられた ←プラ製のペンホルダーを使って練習していましたが筆圧が強いのか、指がニブ方向に前滑りするのが地味にストレスでした。WSで先生から長野県のびっくり工房さん作製のペンホルダーを購入させていただき描いてみると書きやすいこと!これで60倍は楽に線が引けるようになりました
そのペンホルダーがこちら。めちゃくちゃ軽い!最高!
・筆の入り/終わりをスクエアに整える ←モダンカリグラファーでないと大変分かりにくいポイントだと思いますが…。指南書を見様見真似で書いている時、筆の入り/終わりの部分がスクエアになっていて、印刷の加減なのかわざとなのか分かりにくかったので、基本を教わることができて良かったなぁ。
※スクエアに整えるってこんな感じのことを指します
他にもたくさん気付きはありましたが、結論としてワークショップに参加してめちゃくちゃ良かったと思いました。
独学で始める前に行くべきか?という問いについては人それぞれだと思いますが、モダンカリグラフィーの良さは「正解がないこと」だと個人的に思っているので、行きたいと思った時、行きたいと思えるWSに巡り合った時が行きどきだと思いました。
また行き詰まったときや、素敵なカリグラファーさんや作品に触れたいときにパワーを貰いに行きたいです。
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