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株式会社アルゴ式が今何をしているか

はじめに

どうも、sakです。株式会社アルゴ式を設立して約半年が経ちました。
忙しさで競プロをする時間もなかなか取れず twitter も更新する頻度が落ち、note も設立以来更新していない状態が続いていたのですが、プレスリリースのタイミングに合わせて「株式会社アルゴ式が今何をしているのか」の近況報告をしようと思います。

最近の話

「アルゴ式 (beta)」の利用者が 10,000 人を超えました 🎉

去年8月から提供を始めたサービス「アルゴ式(beta)」の利用者が 10,000 人を超えました。 いつもご愛顧いただきありがとうございます!
今後はオンラインジャッジの秘める可能性を最大限に活かして、あらゆる情報科学スキルに繋がるコンテンツを提供していこうと考えています。
たとえば、今週月曜から新たにデータベースの操作を学習できるコンテンツを公開しています。他にも、セキュリティ周りの常設の学習環境を実現できないか、CTF 方面の方と共に模索しています。

サービスの(beta)は当面外れる予定はなく無料のままなので、今のうちに使い倒して、そしてフィードバックなどいただけると幸いです!

コーポレートサイトを公開しました🎉

アルゴ式コーポレートサイトを公開しました。創業半年でようやくです!
現状は「アルゴ式 for business」(アルゴ式4b)のサービス紹介がメインとなっています。その他、「アルゴ式(beta)」にこっそり書かれていた企業情報やビジョンを綺麗にまとめました。
一番注目していただきたいのは導入事例の部分です。今回のプレスリリースを打つ前からアルゴ式4bを導入し、共に検証を進めてくださっている株式会社島精機製作所様の導入インタビューを公開しております。
島精機さんはニット編み機世界シェア60%を誇る衣服業界における縁の下の力持ち的存在で(参考)、「もの作り」をする上でいかにアイデアを産み出し実現するかという視点を大切にされている企業です。
おそらく多くの方がイメージされているWeb系企業とは異なっていますが、インタビュー記事にはアルゴ式が解決できる課題が明確に伝わる記事になっているので、ぜひご一読ください。

(おまけ) コーポレートサイトロゴを作ってくださっている方を現在募集しています。興味のある方がいらっしゃればぜひお声がけください。

「アルゴ式 for business」の話

今刺さっているのは誰なのか

島精機さんのような製造業、工業系メーカー、金融業、さまざまな業界の研究職をはじめとした「思考力とプリミティブなエンジニアリング力が重要な職業」では、情報素養の下地の有無がダイレクトに生産性に響くため、アルゴ式4bがダイレクトに刺さると考えています。
また、現在導入事例には公開しておりませんが、ある受託開発企業様には「会社の本領が発揮される非常時にも耐えうる、柔軟性の高いスキルを養う」ことで技術力と企業ブランドを向上させるべくアルゴ式4bを導入いただいております。
逆に、普段受託開発企業を利用される立場の企業様側からも「技術スキルを定量的に理解した上でしたで発注したい」という声もいただいており、アルゴ式4bのスキルチェックを受託先に受けてもらう、という計画も進めております。(受託会社の選定で一番の関心は「この会社ならやり切れるか」という安心感だと思っていたので少し意外なニーズでした)

一方、一般的なWeb系企業のようなビジネス面の強い業界では、「情報素養の習得が生産性の向上にどれだけ向上するのか」が見えづらく、アルゴ式4bが定量的な貢献をするには情報素地から抜け出した幅広いコンテンツを取り扱う必要があると感じています。
一部企業には「どう考えても情報素養がないと話にならない、生産性以前の問題だ」という強い意志で推し進めようとするCTO格の方もいらっしゃいます。しかし全体的には、コーディング面接などを通して採用時点で技術力を下地の部分まで見ることで、該当分野をカバーされている会社様が多いようです。

今後は検証の規模を広げる

島精機さんの事例を踏まえて、アルゴ式4bは十分に深い教育と評価の需要を捉えられると考えています。今後は、アルゴ式4bによる「技術スキルの可視化」「継続的な成長環境の提供」を必要とする業界に対する理解度とターゲットの精度を上げ、プロダクト自体がこのような方々に本当に深刻に必要とされているのかの理解を進めていきます。具体的には、今回のプレスリリースのように露出を増やしたり、さまざまな角度から認知度を高めることで第一歩を踏み出します。
アルゴ式メンバーはものづくり面に比べてビジネス面が弱すぎることも理解してるので、前職の縁を頼らせていただいてさまざまなビジネス展開を推し進めていきます。この件に関しては別途プレスリリースを打つ予定なので、公開された際は何卒よろしくお願いいたします🙏

ポエム

知の体系の「創出」と「再構築」がアルゴ式の唯一無二の価値

タイトルの通り、アルゴ式がものづくりをする側目線として粛々と出し続けるべき価値は自分が提供するコンテンツの意義を常に疑いながら新たな「知の体系」を創出することだと考えています。
例えばコンテンツ制作メンバーの大槻(けんちょん)の著書の1つは、データ構造/アルゴリズムという情報科学の一分野を再構築し、大学の授業で指定教科書として用いられるレベルでニーズを捉えていたため高く評価されました。
あまり学歴の話をするのもカッコ悪いと思っているのですが、自分に関しても、東京大学工学部システム創成学科で身につけた「実社会のための工学体系」に対して相当誇りを持っています。SGED で身につけた「知の体系」を作成する技術と、自分が持つ並外れた熱意の組み合わせは他の追随を許さないもののはずで、だからこそさまざまな方に協力いただけていると思っています。

とはいえ、アルゴ式は立派な収益を上げているわけでもないので、今はただでかい口を叩いてるだけに過ぎません。将来立派なポリシーとして共感してもらうために、残されたランウェイと相談しながらプロダクトの磨き込みと検証を行う、いわゆる「落下しながら飛行機を作る」フェーズを突っ走り続けていきます。

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