半径20kmの暮らし、今年やってみたこと

コロナ禍以降、本当に遠くに出歩かなくなってしまいました。不便な場所とはいえ首都圏に住んでいるから、以前は月に一度は都内まで出ていたのに。
単調な生活になって一年を長く感じるかと思っていたら逆でした。季節感がないせいか、毎年あっという間。そろそろ旅行にも行きたいと願いつつ、もう今年も年末です。
そんな中でもほんの少し新鮮な、自分のなかでのニュースを記録として残します。

①分厚い同人誌を作る

10年近く使っていたpixivアカウントの小説を非公開にしたのがきっかけでした。すべて合わせても数十編程度の大半は、連載を追いかけながら長らく二次創作していたジャンルです。一度再録集は出していたけれど、同人誌発行のノウハウがさっぱりわからなかった当時より、まともな本っぽくなるのでは…?ということで挑戦。

印刷所はSTARBOOKSさんを利用しました。オンデマンドはありがたいです。紙があれこれ選べて、10部以下でもいろんな装丁ができる。後にも先にも数センチの厚みの本はもう作らないかも…と思ったので、今回は小口染めにしてみました。

届いた本を手に取って、これだけ装丁でいろいろできるならデザイナーさんに依頼してみたいなと思いました。いままでは「わたくしごときの小説に他の人の手を煩わせるなんて…」と卑屈な気持ちでいたけれど、わたくしごとき素人のデザインを本にするよりいいかもしれません。

そして頒布にはpictSPACEを利用。boothと違って面白いのは、頒布価格を0円にしても匿名配送が利用できる点です。8P本で無料配布とかするのにちょうどいい…!

新たな夢が広がったものの、いまのところ二次創作は休止中です。ゲームやってるのが一番楽しいので、書きたくなったらそのうちまた…という感じ。

②韓国語の勉強

ハングルを一通り覚えて満足している状態なので、まだなにもわかりません。
文法もさることながら、音の変化がなかなか掴めなくて、Eテレの語学番組を見ながらエエ??となっています。日本語だったら無意識にやってることなんだろうなぁ。
語順が同じなど、わりと日本語と似ています。文化も含めて、来年はもっと知っていきたいです。

③ナベシャツを着てみる

「オナベ」が死語なのに「ナベシャツ」は使っていいのか…?と戸惑いつつ書いています。要するに胸を潰して男性のように平たくするインナーです。

存在は知っていて、「メンズ服を着たい人のためのもの」と思い込んでいました。しかし、気づいたのです。大抵の服の形を崩して台無しにしてくれるこの胸を、平たくしてもいいのではないかと。買ってみてよかったです。
10代の頃にもこういうものにアクセスできたら、体育などもう少し気が楽だっただろうとも思いました。

④博物館の企画展に行く

告知から気になっていた企画展です。県内の博物館に行くのも実に2年振りでした。

久々に覗いたら常設展もリニューアルされていたでまた行きたい。近場に規模の大きい博物館があるのはありがたいです。

⑤ふるさと納税をやめて寄付に切り替え

昨年、被災したとある自治体にふるさと納税を考えていたら、返礼品の人気1位が○○リゾートの宿泊券だったのが軽くショックでした。本当にこのシステムは高所得者優遇でしかないのがはっきり感じられてしまい、自分はお客じゃないと思ったのです(また卑屈)。
ならば今年は普通に寄付するぞ!ということで、誕生日にNPOに寄付しました。控除が受けられる団体だったら確定申告に行けばいいのだし。ビッグイシューを通販したり、ブックサンタで本を選んだりもしました。
最近の物価高もあり、困窮する人はますます増えているといいます。非正規雇用の自分にもまったく他人事ではないので、ちょっとでも力になりたいと思ってしまいます。


…このくらいでしょうか。ほんとに大きな変化もない一年でしたが、なんとか仕事も生活もこなせているだけで十分なのかもしれません。

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