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フロストフラワーをパンフォーカスで印象的に仕上げるレタッチテクニック

こんにちはsaizouです。冬の北海道の撮影でフロストフラワーの撮影に成功しました。

かぎられたシチュエーションでしか発生しないフロストフラワーなので撮影できたのはとてもラッキーでした。今日はそんなフロストフラワーを印象的に仕上げるレタッチテクニックをご紹介してみます。

レタッチするときに意識したこと

今回の撮影のキモは、足元にあるフロストフラワーから奥に見える山までしっかりパンフォーカスにすることです。どのように撮影し、レタッチしていったかを説明していきます。

この記事ではLightroom、Photoshop、PhotoshopのプラグインNIK COLLECTIONを使用しています。

使用機材はMac。ショートカット等はWINのものも併記します。

構図のイメージ


なんといっても見せたいのはフロストフラワーです。非常に印象的な自然現象であるフロストフラワー。実際に目にすると、けっこう小さいのでしっかりレンズを寄せて大きく写し取ります。

フロストフラワーが視線の入り口となるため、この部分はしっかりと印象的に仕上げます。

手前の部分を拡大していますが、しっかりとピントがあっていることがおわかりいただけると思います。ここにしっかりとピントが合っていないと、視線のとっかかりとしての機能を果たしませんのできちんとパンフォーカスになるよう注力します。

視線は山に誘導されます。空の角の部分は意図的に露出を下げることで視線が構図の外に出ていくのを防いでいます。また戻ってきた視線は山からまたフロストフラワーへと向かっていき、循環していくことになります。

撮影やレタッチでどんなイメージにしたかったかご理解いただけたところで、実際にその手順を見ていきましょう。

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