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#今日の採用サイト

認可保育所を運営する株式会社さくらさくみらいの採用サイト。デザインのクオリティが非常に高い。

最初のプリローダーは賛否が分かれると思うが、大事なお手紙として伝えたいという意図は非常にわかりやすいのでこれは「あり」かも。
Webサイトでありながらも手描きイラストや手書き風文字などを多用し、全体的に柔らかいトーンで仕上げている。まるで紙のパンフレットを見ている感覚になる。

コンテンツも十分にあり、特に「よくある質問」ではできる限り設問項目を多く設けて、丁寧に説明されている。また量が多い分、カテゴリ分けしてできる限り見やすいように表現している。こういった配慮はユーザーファーストの姿勢が伺えるので良いと思う。


驚いたのは「LINE友達登録」「キャンペーン」だ。販売のシーンではないのに、採用でキャンペーンってあるのか?と思うが、読んでみるとなるほどと思わせてくれる。現在は保育士の確保も非常に大変で、さらに求人広告に出稿ればそれなりに金額がかかる(特に東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪と展開するゆえ)ので、そういったところにお金をかけるのであれば、SNSからサイトを見に来てもらい、入社していただいたほうがコスパが断然良い。

この手法は販売マーケティングであればあまりにも一般的すぎる方法だが、なぜか採用のシーンでは行われていない。販売のマーケティングをそのまま採用に横展開した好例。

もう一つは「LINE友達登録」。これこそ母集団の見える化。母集団形成が大事とよく言われるが母集団はどこにいますか?何人ほどいますか?と聞いても答えられないケースが多い。その点、LINE公式アカウント登録であれば登録数が目に見えてわかることと、リスト化されたアカウントに直接プッシュ通知が配信できる。さらに、登録したユーザーと応募前に事前コミュニケーションが取ることができるのだ。

アカウントに登録したユーザー達は、応募への興味が高い集団=文字通り「母集団」!ちなみにこれも販売マーケティングのシーンでは「見込み客」。これも販売のマーケティングをそのまま採用に横展開した例だ。


応募がない、母集団が形成されていない、などを嘆く企業もちらほらいる中で、こういった取り組みをしている企業はまずない。販売にはマーケティングをかけるのに採用にマーケティングは一切かけないのはなぜだろうか。
今回の株式会社さくらさくみらいの採用サイトには、採用状況を打開させるためのマーケティングの大きなヒントがある。


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