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こんな音声プラットフォームがあったらいいな〜と考える

こんにちは。合同会社サン-リブ社員の堀内崇です。ラジクリ!音声ポッドキャスト配信ディレクター兼「はたらくLP」ディレクターを務めています。

今回は

「こんな音声プラットフォームがあったらいいな〜と思っていること」

というテーマについて語ります。
では早速いきましょう↓

音声プラットフォームの選択性

音声配信について巷でよく聞かれますが、ほとんどが何かしらのプラットフォームに乗せて配信されています。

たとえば、挙げられるだけでも下記があります。

・Podcast(Apple・Google)
・Radiko
・Voicy
・Himalaya
・Radiotalk
・Stand.fm
・Spotify・Anchor
・Amazon music
・Spoon
・Fandle
・VOXX
・Soundcloud
など。

雑談系だと
・Clubhouse
・ZATSUDAN

などがあります。
ツイッターのツイキャスやFacebookでの音声配信も雑談系に含まれるでしょう。

これらはすべて「純粋に音声のみ」のメディアなのですよね。音声プラットフォームなので当たり前といえば当たり前と言えるでしょう。

音声市場の破壊力が足りない?

しかし、動画メディアよりまだまだ破壊力が足りないようにも思えます。それはMAU(マンスリーアクティブユーザー)数にも現れています。

YouTubeのMAUが2020年9月現在、6,500万人(※1)
に対して、ポッドキャストを聴くユーザーの割合は14.2%。
人口推計では1123万7000人。(※2)
Voicyでも2021年3月に250万人を突破(※3)したばかりです。

(※1)引用資料:Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2020-2/
インスタラボ(ソーシャルワイヤー株式会社)
https://find-model.jp/insta-lab/sns-users/

(※2)引用資料:株式会社オトナル
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2020
(※3)引用資料:Voicy
https://corp.voicy.jp/2021/04/12/8179/

国内で1ヶ月に1回以上がMAUに当たるかどうかの基準の齟齬があるので単純比較はできないですが、YouTubeに比べたら音声市場はまだまだ発展途上だと考えます。

たしかに、メディアは人の可処分時間の奪い合担っている状況で、キングコングの西野さんが「耳はまだ空いてる」とは指摘されていますが、目の情報量には勝てないのか…という向きもあります。

聴覚と視覚の情報処理の違い

…というのも仕方がないですよね、人間が受ける五感の情報のうち、視覚情報は8割強とも言われていますから。(100%のエビデンスはありませんが…)

(『産業教育機器システム便覧』(教育機器編集委員会編 日科技連出版社 1972)
 p4に「図1.2 五感による知覚の割合」が掲載されている。
 上から「味覚1.0%、触覚 1.5%、臭覚 3.5%、聴覚 11.0%、視覚 83.0%」と図示されている。『屋内照明のガイド』(照明学会編 電気書院 1980)
p9に「表1-1 人間の5官の情報能力」が掲載されている。表中に、感覚の種類とそれぞれの情報能力の割合が図示されており、上から「視覚(目)87.0%、聴覚(耳)7.0%、嗅覚(鼻)3.5%、触覚(皮膚)1.5%、味覚(舌)1.0%」となっている。レファレンス協同データベース(国立国会図書館)より)
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000181979

聴覚情報は視覚情報に比べて1割程度の影響しか持たないのであればその差は歴然です。なので、仕方がないのかな…と思います。

一方で、このような示唆もあります。

Bae(ベイ)「聴覚情報と視覚情報の違いから読み解く音声マーケティング」(電通テック)

によれば、

聴覚は動機付け、視覚は情報選択

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※引用:Bae(ベイ)「聴覚情報と視覚情報の違いから読み解く音声マーケティング」(電通テック)
https://bae.dentsutec.co.jp/articles/screenless-media-lab/より
作成はScreenless Media Lab.(https://screenless.net/)

これは非常に重要な示唆でして、たしかにそうだ!と納得してしまいました。

マーケティングフローにおける音声メディアの立ち位置

スクリーンレスラボの示唆には非常に納得させられたので、僕を例にお話ししたいと思います。

僕は澤円さん、ひきたよしあきさんの、MBさんのVoicyのヘビーリスナーです。

どうしてヘビーリスナーになったのかをお話ししますと、

澤さんは2019年くらいに書籍で名前は知ったものの、僕は特に関心がありませんでした、しかし、Voicyを聴いてみようと思ったときにいちばん最初に目に入ってきたのが澤さんでした。
「たしか、書籍出されていたなぁ〜聴いてみようか」となって、聴いてみたのがきっかけです。そこから澤さんの音声にハマり、書籍を購入するまでにいたったのです。

ひきたよしあきさんについては知人からの紹介で知りました。恥ずかしながらひきたさんのことは存じ上げなかったのでしたが、Voicy聴いているうちに「なるほど」とさすがクリエイターであると唸ることも多く、それ以来ヘビーリスナーになっています。新刊も出されていることから購入を検討中です。

MBさんについては、堀江貴文さんの動画でMBさんの存在は知っていました。しかし、Voicyでパーソナリティーを務めていることは存じ上げませんでした。とあるきっかけで(実は初めて聴いたのは「タップミス」からの偶然です)聴くようになって考えに共感し、以来、ヘビーリスナーになっています。まだ、購入とかはしていないですが、もしかしたら・・・。

手前味噌で恐縮ですが、あなたもこういった経験はありませんか?

「いや、そんな経験は無いよ」?

なるほど、じゃあ、こういう経験はありませんか?

・好きなアーティストのラジオを毎週聴いていて、そのアーティストのファンになってライブやCDを買った、曲をダウンロードした
・何気につけていた(特に注意してみていなかった)テレビやラジオからトークを聴いてファンになった


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学生の時とかにこの経験をされた人も多いのではないでしょうか?

耳から聴くものって潜在的に一旦受け入れて咀嚼しているんですよね。初めて食べる食材とか料理と同じ感覚と例えましょうか。ラーメンとかも最初の一口食べて、もう一口食べてみて、で、美味しいかどうかを味わっていくようなイメージ。

もちろん、最初の数秒〜数分は判断の可否が分かれるんだけど、その数秒〜数分を越えて味わってもらえたら、存在を忘れられない限り音声は親しまれやすくなりやすいメディアではないか。

ここに音声メディアの可能性を感じるのです。


ただ、導入への接点としては「目」による視覚情報または友人・メディアなどの第三者による紹介が強く、この点について音声はやや劣るのではないかと考えられます。

したがって、マーケティングのフローとして

目で知るまたは紹介による認知(接点・紹介→認知)→耳で聴いて(教育)→目で選択(案内)→コンバージョンへ

という流れが最適なのでは、と。

あくまで僕の仮説ですけど、今後こういった流れになると音声の活用がもっと広がるのではないでしょうか。

こんな音声プラットフォームがあったら最強!?

…と考えた場合、

目で知るまたは紹介による認知(接点・紹介→認知)→耳で聴いて(教育)→目で選択(案内)→コンバージョンへ

が、すべて網羅されているアプリがあれば最強なのでは?と思うので、ここから妄想ベースに(笑)こんなプラットフォームがあったらいいなぁ〜をつらつらと書いてみます。

最初のUIはVoicyでもhimalayaでもSpotifyの形でも良いと思います。
ただ、コンテンツごとにビジュアルスライドショーを入れて欲しいなぁと思います。

音声を再生したら、5~6秒でスマホ上でスライドショーが自動表示される。静止画でも良いし、動画でも良いと思います。もちろん、スライドショーの表示は任意設定ですし、スライドショー自体は無音。
スライドショーは4〜5枚設定できるくらいかな。イメージは下記。

YouTubeだと画面表示を消したら音声も消えてしまうので。画面表示消しても音声だけは消えないようにする。

耳で聴いて教育する音声の特徴を最大限活かしながら、音声だけでは弱くなってしまうビジュアルの部分をスライドショーで補っていく…この組み合わせが最強なのでは…と勝手に妄想しています。

ちなみに、これは「とある分野」で導入したら最強なのでは・・・とも思うのですが・・・その分野は、、ナイショにしておきます(笑)。

おわりに

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