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#今日の採用サイト

トレンダーズの採用サイト。
開いてみた瞬間、「ああ、トレンダーズさんらしいな」と思える展開。キャッチコピー、アート性を感じさせる水彩風の背景、ハッキリ見えるが野暮ったさは一切ない太い書体、おしゃれな職場の雰囲気、充実した福利厚生などはイメージ通りの社風がよく見える展開。さすがというところだ。

インフォグラフィックや社員インタビュー、プロジェクトストーリーなど押さえておきたいコンテンツはある程度網羅している。
キャリアアップのコンテンツが「中途採用情報」ページに、職種紹介が「新卒採用情報」ページに配置しているのは初めて見るケースだ。
たしかに、新卒ならどんな職種に就くかがポイントになるし、中途であれば自分の経験をもとにしたキャリアアップを狙うので、応募への背中を押す意味でのこの展開はなるほどと思う。

全般的にトレンダーズのブランドに依存することが大きいかもしれないが、コンテンツにパンチが欠ける印象がある。それは下記2つ

・どのコンテンツを読み手(求職者)にグッと心を打たせるか
・洗練した?キャッチコピーの曖昧さ

であると考える。

前者は、コンテンツこそ最低限網羅しているが、社員インタビューのようにありきたりの内容であったり、プロジェクトストーリーのようにボリュームが少ない印象がある。これではコンテンツで心を打たせることは難しいのではないか。

後者は「キミの未来は、何色だ。」のコピーは、「あなたの色で染めて欲しい」といったメッセージコンセプトがあるからこそのコピーだとわかるが、それが求職者に正確に届くかどうかは疑問が残る。
大手・著名ブランドの「トレンダーズ」だからこそ表現できるコピーであると思うが、過剰に期待をふくらませてしまうのではないだろうか。

ブランド力で応募者が殺到する企業であれば、これでよいのだろう。しかしマーケティング業界でも有名なトレンダーズであれば採用サイトに対してもう少しマーケティング視点を厚くしてほしいと個人的には思う。


※追記
トレンダーズさん自体に特に批判的になるつもりはありませんが、有名ではない中小企業がこういったポエム風のコピー真似したら逆効果になるでしょう。採用サイト制作の参考として企業ブランドを鑑みず中立的な立場から意見させていただいています。


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