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オンラインばかりの生活は人肌ならぬ人の声が恋しくなる

こんにちは。音声ポッドキャスト配信×LPwebディレクターの堀内崇です。

ZATSUDANがリリース

思いがけないアイデアと出会う
プロフェッショナル同士の予定調和のない雑談

のコンセプトの音声プラットフォーム「ZATSUDAN」がリリースされました。

NOWVOICEが競合になるかと考えられます


堀江貴文さん、茂木健一郎さん、勝間和代さんなどビジネス・政治・専門家がラインナップ。ご自身が考えていることなどを、ユーザーが一方的に聞くスタイル。

NOWVOICEと違うのは、コメントができることでしょうか。コメントがstand fm.やLINE LIVEのような形でできます。

音声配信は炎上しにくいとは言われますが、はてさて、このアプリはどうなるのでしょうか。

Clubhouseが席巻したのは人肌恋しさ?

オンラインのリアルタイム雑談アプリといえば1月「Clubhouse」の爆発的なヒットは記憶に新しいところです。
これまでの音声配信プラットフォームなどとは一線を画すリアルタイム雑談スタイルが物珍しさやiOSだけなどということもあり続々と参入。コロナ禍による音声シーンが盛り上がってきたところでまるで黒船のように現れました。

これは、あくまで僕の推測でありますが、季節的に寒かったこともあったかなーと思いつつ(笑)、やれテレワークだ、ソーシャルディスタンスだ、三密防止だなどでこれまで仲良かった人たちや、居心地の良いコミュニティや空間から距離を置かなくてはならなくなった2020年以降。これは大なり小なり本当に今までにないショッキングな出来事でした。出口が見えず、延々と続くのかという絶望感が脳裏をよぎると、人肌が恋しくなるのでは…と考えるんです。

たとえ、職場があっても、ネット環境があっても、テレビやネットフリックスを大音量でかけたとしても、虚無感に襲われるんですよ。
特に一人暮らしの人にとってはツライんだろうな…。僕がまだ一人暮らしのときに東日本大震災が発生し、外出も控えたほうがいいという風潮の中で恐怖感にも似た不安がいっぱいになる…そんな状況、いやもっとそれ以上かもしれません。

Clubhouseはそういった時代背景上のリリースだったこともあってか、ヒットしたのでは…とも考えるんです。本当にあくまで私見ですけど。

声が聴けるってうれしさは昭和時代の長電話

令和の今から想像もできないと思うのですが、まだ携帯電話やポケベルでさえ無かった昭和時代、恋人たちの楽しみは夜の長電話でした。

「長電話してお父さんに怒られる」

なんてこともありましたっけ(笑)。

これって、笑っちゃうような話なんですけど、LINEもない、メールもない、携帯もない…家では一人の部屋にいる、テレビが自分の部屋にない…という状況だと、生の声を聴くのはラジオかこっそり友人や恋人にかける電話しかなかったんです。

これって、家族がいたとしても職場や学校があったとしても家族とは違う第3の場所を声で求めていたからの行動だったのではないかと。

しかし、長電話は電話代がかかる(笑)。そこでラジオに流れた…という人もいらっしゃたのではないかなーと。僕がそうでしたが。

あなたの声が誰かの心の隙間を埋めてくれるかもしれない

心の隙間を埋める…というと藤子不二雄の「笑うセェルスマン」を思い出しますが…。

ZATSADANのコンセプトが「思いがけないアイデアと出会うプロフェッショナル同士の予定調和のない雑談」とあるとおり、思いがけないアイデアが欲しい人がターゲットになっています。

大なり小なりなにかの欠乏感が大きくなっていて、その欠乏感を埋める…という行為がもっともっと増えるのではないかと予想しています。もちろん心の寂しさもそうですが、ノウハウや仕事のことでも十分だと思います。

いつも同じ人ばかりだけしか会わない、テレワークで誰にも会わない…となると欠乏感が大きくなるのは無理もありません。人は人との出会いにより刺激を与え合い、そして切磋琢磨していくことで成長していく生き物です。ひとりでは生きていけないですからね。

その欠乏感を埋めるために「声」で届けられるのであれば…声で届けることも価値として認められるはずです。

自分の声が誰かの役に立てたら…誰かの心の隙間を埋めてくれ、回り回ってあなたの心の隙間も埋めてくれることになるかもしれませんね。


この時代に、音声を届ける仕事ができることにおいて、そのような価値も届けられるようにしたいと思う次第です。

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