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「人に成るを考える日」

こんにちは。

日本の成人が20歳から18歳に引き下げられるというニュースが今週話題になりました。バヌアツがルーツのバンジージャンプは、知る人ぞ知る成人の儀式です。まさに命懸けのDive(飛び降り)をするのにはいろいろとわけがあるようですが、「これができなければいつまでたっても一人前として認めてもらえない」というのが、ここでで生きていく男たちが背負う責任とも言い換えることができそうです。

日本の成人を見ていていつも違和感を感じる点は、20歳を迎えると同時に社会はいきなり大人扱いをはじめるということです。この点においては、原理的に見てバヌアツの飛べなければ大人として認めないという強行と同じものを感じ、先進国としての在り方として残念だと思っています。

自転車を自由自在に取り扱い、自由にどこへでもいけるというあの時の感動はきっと、大人になり責任を果たしながらも自由に羽ばたけると感じる、あの時の高揚感と同じ感覚があるのではないかと考えています。つまり、自転車に例えるのであれば、転ぶことも、補助輪をつけながらの練習の期間もどちらも大事ということになるのではないでしょうか。

とかく国内におけるいまの成人の儀式は、着付けさせたり、記念撮影したり、酒を飲ませたりと、お祝いということを理由に若者を食い物にしているようにしか見えないのが残念です。社会全体が、若い人たちの社会進出のアシストする方法をいま見直されるべきなのではないかと考えています。
我々企業人であれば、インターンシップという補助輪期間を社会全体の貢献的なサイクルとして、もう少し意味のあるものにできないものかを考えていければと思いました。



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