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メガベンチャーで楽しく仕事をしていたけど合理的だからスタートアップに転職した話


はじめまして。メディカルフォースで人事をしている池田と申します。
と言いつつお読みくださっている方の半分くらいは私の知り合いだと思います。

正直入社エントリというものにはそんなに良い印象はなかったのですが(ということを前に登場した八木さん<↓リンク参照>もおっしゃっていたのでそういう社風なのかもしれない)、考えてみると意外と書くことがありました。


誰向けにどんなメリットを提供するnoteか


入社エントリって下手すると自己満足になってしまうので、誰に何を提供するのか、ということを記載したいと思います。

  1. 楽しく働いているんだけど、10年後以降へのモヤモヤを抱えている人、もしくは、企業規模問わず、現職の報酬制度を見る限りいまいち安心しきれない人へ、私がめちゃくちゃ悩んだ末にたどり着いた仮説をお伝えします(知見とか正解じゃないです。仮説です)

  2. 私の知人で、経緯に興味を持ってくださった方へ、もろもろお伝えします

経歴と、前職の退職に至る経緯


上述の1.を話すにしてもここを話さないと話しの流れがめちゃくちゃになってしまうので、まずはここをお話しします。
2015年に早稲田大学を卒業し、新卒で当時社員数が300人くらいだった株式会社ビズリーチに新卒入社しました。
当時は大した実力もないくせに、就活ヘアにするのは大衆に染まってる気がして、左目が隠れるくらいの長い前髪で就活に挑んでいました。恥ずかしい。
そんなイタい私を採用して育ててくれたビズリーチには感謝しかありません。
2017年に、人事にキャリアチェンジしたいと思い株式会社ワークスアプリケーションズ(2019年に分社し、Works Human Intelligenceに転籍)というIT企業に転職します。ここでは分社に伴うゴタゴタとか、分社後は採用マネージャーとして採用の急拡大期を取り仕切らせていただくなど、ものすごく貴重な経験をさせていただきました。
じゃあ何が不満で辞めたの?となりそうですが、辞めた理由は、「自分の得たいものと前職で得られるもの」が明確にズレたからです。

  • 自分の進みたい方向=ハイスピードで経営に近づいていきたい、大きなことを成し遂げたい
    ※これだけ書くと何も知らないだけの若造っぽさがすごいので補足したいのですが、書くと長くなるので我慢して割愛します

  • 前職で得られそうだったもの=(うまくいけば)30代中盤で部長職(ただし社長との間にさらに二階層存在する)、サラリーマンとしては優秀な実績

と、いう形で、私が働く環境に求めるものが変わったことで、頑張っても物足りないことになるなあと思い、転職活動を始めるに至りました。

スタートアップが合理的だった話


さて、ここで、上述の1.の人向けにメリットを提供できる話になります。
スタートアップに転職する、と報告した時、多くの人が「チャレンジだね」と言ってくれたのですが、私自身はそう思わず、むしろ合理的だと思っています。
ポイントは3つです。

  1. 大事なお金の話
    正直に言うと、足元の年収は下がりました。ですが、そもそもサラリーマンとして大事なことって、自身のトラックレコードをつくり上げて、それがもとになって単価が非常に高い(単価が高いというのが大事)仕事が舞い込んでくる状態を目指すことだと思っています。これを実現するためには、そもそもトラックレコードをつくりやすい環境、つまり、急成長する、自分の強みが活かせる会社で、大きな裁量を得られることにつきると考えています。と、なると、自然とスタートアップが選択肢になります。
    ※ちなみに、年収の下げ幅については生活レベルが変わるほどではなく、報酬制度もしっかり希望が持てる内容になっています。

  2. 年齢が上がってからの働き方の話
    これから先、60歳でリタイア、というのはあまり現実的ではないと思っていて(お金の問題もあるし、多分暇だと思う)、そうなると、その先の年齢でも人から必要とされる人材であり続ける、ということが大事になると思います。ただ、体力の低下に伴って時間で解決する働き方は難しくなるので、培った経験やノウハウ、人との繋がりによって価値を提供することになります。と、なると、1.とも重なりますが、トラックレコードであったり、その過程で培われた人との繋がりが大事になるので、ここでもスタートアップで働く、というのが合理的だなと思いました。

  3. 役割の違いとか手触り感の話
    自分の役割だったりとか、自分の仕事が会社に与えるインパクトの大きさを常に感じることができます。事業計画を(メディカルフォースでは社内にオープンになっています)見て、自分でお題を定義して、実行までやりきり、事業成長に貢献していく、というのをスピード感を持ってやっていけるのはスタートアップならではです。
    大きな組織だとどうしてもコミュニケーションコストだったり、決められた役割というものが存在するので、こうしたポイントは感じづらいなと(個人的な経験ですが)思います。
    ※いずれについても、現時点の仮説です。検証はこれから自分の身をもってやることになります。
    ※当然スタートアップ=成功、ではないですし、1つのトラックレコードを作れば人生安泰、というわけでもありません。また、大企業にいても上記を得られる人は当たり前に存在します。
    ※本当は補足したい内容がたくさんあるのですが、文量の関係で割愛します。つっこみどころがあるのはご容赦ください。

メディカルフォースの印象と、入社の理由

メディカルフォースの印象


大前提私は「面接という1時間の積み重ね程度では人のことはわからない(けれど、それでもポイントを絞って、全力で向き合うことでちょっとでも確度を上げることが大事)」と思っているので、ここで書く印象はメディカルフォースを完璧に表しているなんてことはありません。

  • 出会い~カジュアル面談
    メディカルフォースとの出会いは、ここまでに記載したようなことをエージェントさんにお話ししたところ「高校中退してアメリカに渡った変わった社長がいるんだけど、きっと池田さんに合うと思いますよ」と言われて、(え、逆に私の印象どんなだったの?)と思いながら会ってみることにしました。
    そしてカジュアル面談で出会ったのが代表の大嶋でした。事業内容より経営者の人柄の方が気になっていたので(事業内容やビジョンもめっちゃくちゃ面白いです)、原体験とか経営に対する思いみたいなことを聞いていたのですが、「どんな会社をつくりたいですか?」と聞いた際「世界を代表する会社」と真顔で答えられたのが印象的でした。
    そこで「ギラギラし過ぎ、、、」とか「夢見がちだな、、、」と引いてしまわなかったのは、エピソードや話し方一つ一つから偉ぶった感じとか嘘くささが欠片も感じられなかったからだと思います(これは言語化し辛いので面接で感じてください)。

  • 面接~オファーまで
    これ以降は、一次面接:マーケと人事のマネージャーの羽富→面談:事業責任者金井→二次面接:COO組田とCTO畠中→会食:畠中と金井と羽富→最終面接:大嶋と、3ヶ月くらいの時間をかけて進んでいきます。
    ここでの人物面の印象は以下の3つです。

    • とにかく嘘くささとか偉ぶった感じがない、素朴で素直なキャラクター

    • 物事を素早く大枠で捉えることと、深く構造的に理解する能力が両立している

    • シャイ

総じてポジティブな印象(シャイも含めて)を持ち、ぶっちゃけ最初はそこまで志望度は高くなかったのに、いつの間にか「この会社に入りたいなあ」と思うようになりました。

入社の理由


ここまでに書いたことと重複する部分もあるので最後は箇条書きですが、まとめると入社の決め手になったのは以下の要素です。わかりやすくするためにやりたいこととか軸と対応させます。

  1. 軸:ハイスピードで経営に近づきたい→メディカルフォースなら経営に近いポジションで働ける
    まだ人事が組織化されておらず、これから組織を立ち上げていく(手触り感を持てる)というフェーズだったので、自分がその第一人者になれる可能性があるというのが大変に魅力的でした。

  2. 軸:大きなことを成し遂げたい→メディカルフォースなら大きな目標を掲げて、それに向けて本気で実行する組織で働ける(前職でそういう経験をして楽しすぎたし、もっと大きなことを成し遂げることに対してワクワクした)
    メディカルフォースのビジョンや事業の広がりについては別で知っていただくとして、小さな成功ではなく大きな成功を目指している組織でしか得られない楽しさがあるし、功利的に考えてもリターンが大きいと思いました。

  3. 話してて違和感が全然なかった
    ここが満たされないと、せっかく成長する組織の中にいても何の意味もなさないので、会食の機会もいただいて慎重に見極めましたが、「ここなら変なストレスなく仕事ができる」と思えました(これは個人の価値観によるので皆さんそれぞれで見極めてください)

おまけ:入社してみて1ヶ月程度の印象


結論はめちゃくちゃイメージ通りでした。と、言うのに加えて、

  1. とにかくコミュニケーションコストが低い
    前職は大きな組織なので、前例や、誰に話しにいくかの順番や、slackひとつ送る際のてにをはなど、かなり細かいところに気を遣っていました(大きな組織なので当然ですし、結果その組織が動き始めた時のエネルギーは凄まじいものがあります)
    が、メディカルフォースではそんな必要が一切なく、とにかく事業成長という「コト」に向き合っていればそんなコミュニケーションコストを気にする必要がなかったです。

  2. (シャイだけど)一生懸命人や組織に向き合う人が多い
    これは結構推しポイント。若い組織なのでいわゆるウェイ的な賑やかさがあるかと思ったら全くそんなことはなく、一方、ドライでクールすぎることもなく、人や組織のことをとても大事にしていたりと、ウェットな側面もありました。

  3. 権限委譲がものすごく早い
    とにかく想像を超えるスピードで仕事が任されます。同時に想像を超えるスピードでのキャッチアップも求められますが、上述の1.と2.のおかげでとてもキャッチアップがしやすい環境です。

おわりに


何はともあれ、今のところは良い転職ができたなと思っています。
もしこのnoteを見て

  • 久しぶりに池田に会いたくなった

  • キャリアの相談がしたくなった

  • メディカルフォースに興味を持った
    等あれば、お気軽に連絡をください(連絡先を知らない人はtwitterID:@saiyonohitoをフォローしてリプライをください)。決して無理やりメディカルフォースを勧めたりはしませんw

長いnoteをお読みいただきありがとうございました!(ここまで読んだ方は「スキ」を押してってください)

   


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