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昔 観た映画 『赤ちゃんよ永遠に』 『ソイレント・グリーン』 少子化に至る病

中学生の頃に観た SF映画の設定が 今の現実と かなり外れてしまった映画がある
外れてしまって 良かったのではあるが・・・

『赤ちゃんよ永遠に』は ジュラルディン・チャップリンという チャーリー・チャップリンの娘と オリバー・リードという 狼男俳優出演の映画である
ふたりとも 渋い俳優だと思う
本題を直訳すると『人口増加率ゼロ』
未来 人口が増えすぎて 子どもを産んだ家族を 政府が公開処刑する という話である
政府の飛行体が 夫婦と赤ん坊を 広場のようなところに誘導して 上から巨大なカプセルをかぶせてしまう
カプセルの周りには 住人が集まり 見物をする
カプセルは透明なので 係員が カプセルの周りから 赤いスプレーを吹付け 中を見えなくする
カプセルの中の空気が抜かれ 中の人は窒息死する
そうした 謎の処刑を行なうのであるが 主人公たちは脱出に成功する 
だが・・・
という映画である

『ソイレント・グリーン』は 最初に本で読んだ
映画は 超大作である
だって 主演は チャールトン・ヘストンなんだもん
未来社会 人が増えすぎて ホームレスが群れをなしている
食料が不足しているので 政府は ソイレントステーキという 謎の食料(記憶では カロリーメイトを半分にしたような形)が 配給される
人々は それで食いつないでいるのである
映画は 老人が安楽死をするところで終わる
ソイレントステーキの正体は?

少子化は 1970年ぐらいから 問題視されていたという

しかし 1970年代中盤は 人口の爆増による食糧危機 という意識の方が なぜか強かったような記憶がある 中国の一人っ子政策 というものもあったし
つまり その頃の時代のエートスは 人口を増やすな であったような気がする
そういう意味では 昨今問題になっている 少子化は 人口抑制の成功事例ではないだろうか?
もう遅いと思うが 少子化により 働き手がいなくなって 食料も不足し 社会が機能不全に陥るディストピア・SF映画が せっせと作られるべきだった


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