阪神タイガース優勝を巡る巷説 

暦は 十干十二支の組み合わせで成り立っている
十干は 甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
十二支は 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
であり この組み合わせ 甲と子 乙と丑 などと組み合わさって 暦が進んでいく
壬申の乱 辛亥革命 などの名称は 十干十二支の組み合わせの年に因んでいる
丙午(ヒノエウマ)の組み合わせは 火と馬という 激しい者同士の組み合わせなので 女の子が生まれたらエライことや というので この年の出産をきらい 割りと最近まで 丙午の年は出生率が下がる ということが起こっていたそうだ
十干十二支の組み合わせが一巡して 元の組み合わせに戻るのに 60年かかる
故に 60歳を還暦と称するのである
と 大学時代に 有坂隆道先生から聴いた
有坂先生は さらにこう続ける
『今年は甲子(甲子園)の年 だから阪神優勝!!』
実際には その次の年ぐらいに優勝したと思う
また 大学の教養課程の数学の先生が 若い頃 バレー彗星を観たのだそうだ
ハレー彗星が地球から観える周期は 75年であり その先生も かなりのおとしで 前腕の筋肉が かなり衰えておられる様子だったが ウエイトリフティングで 胸の前で一瞬 バーベルを無重力にして 手首を返して持ち上げる というテクニックを チョークを持つ時に使い チョークが適正位置にセットされたと見るや ノーブレスで淡々と説明をしつつ 黒板を数式で埋め尽くしたのだが 
『もう一度 バレー彗星をみてみたいものですなあ』としみじみと言われた
阪神の優勝を巡って 60年還暦周期説や ハレー彗星節など 色々な説が飛び交う Joshinの呪い というのがあって 阪神間では有名なJoshin電器が 毎年阪神のカレンダーを作るのだが カレンダーに採用された選手は なぜか不調に喘ぐ というジンクスがある
また 長く優勝できない事に関連して 前回優勝の際に 道頓堀川に叩きこまれたカーネル・サンダースの呪い節 というのもある
最後の最後まで 優勝と言えずにアレと言ったのにも 好調な時に ぬか喜びして 優勝してまうやないか と言った途端に失速してしまった 嫌な思い出があるからだろう
今回 めでたく優勝したが 次回優勝までに どんな巷説が飛び出すのだろうか おーん

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