水民マガジン 『スイムの仕組み』 2 呼吸

水泳で呼吸練習をする時 よく「ん―」と言いながら 鼻から息を吐き「パッ」と言いながら 息を吸う 
という説明をするが 以前から気になったのが パッは吐き出す動作なので パッでは 息が吸えないということだ
しかしながら パッと息を吐き出す動作を入れるのと 入れないのとでは その後の息の吸いやすさが違う
パッと息を吐き出すと 無意識的に息が吸えるのだ
これは 膝をゆっくり曲げてジャンプをする という動きの時に より深く曲げて素早くジャンプしたほうが高く飛べる 伸張反射的な現象だと思う
とはいうものの ゆっくりと長く泳ぐ時に 実際に ん―(鼻から息を吐く)パッ(息を素早く吐き出す)吸う ということを やっているかのだろうか いちいち
やってる?

赤ん坊がよく動くのは 心臓がまだ小さく 未熟なので 体中に血液を行き渡らせるためだ という説明を聞いたことがある これをミルキング・アクション(乳搾り効果)というらしい
だから赤ん坊がひっきりなしに動くのを 止めてはならない
という事は ゆっくりと身体を動かしながら泳ぐ場合 あまり切迫した呼吸は必要ないのではと思う
泳いでいるとき ふと自分の呼吸をチェックしてみると あまり ん―・パッ とやっていないのだ 
俺だけか?

そんなわけで 呼吸への疑問は尽きない
ん―・パッ という呼吸の仕方を説明するのは 初めて呼吸を練習するとき 泳ぐ時にうまく息を吸えない と訴えてきたとき ぐらいにとどめている

あとは自分で1番楽な息継ぎを見つけて下さい 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?