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ドラクエで考える採用戦略~自社のタイプにあった採用方針~


今年で39歳、採用会議「採用見直し係」3児の父ナカニシです。

新型コロナで小学校の休校期間、小学生の長男、次男は毎日のようにゲームに夢中。

そんな子どもたちを見ながら、自分自身もファミコンに夢中になっていたことを想い出しました。

私が子どもの頃、夢中になったファミコンゲームと言えば、

なんと言っても! ドラゴンクエスト(略称ドラクエ)。
これを語りだすと語りつくせないのですが、

ふと採用活動を考えると、ドラクエの世界には、まさに勇者が仲間を集めて目的を達成する採用活動のエッセンスが散りばめられていることに気づきました。

ということで、ドラクエ世代ではない方にはささりにくいかも知れませんが、今回は会社ごとの採用方針をドラクエ風にお伝えしたいと思います。


会社のタイプによって変わる採用戦略


求人サイト、求人広告、人材会社、SNSなど、採用活動が多様化していますが、採用担当としては、会社の方針に応じた採用戦略を考えていく必要があります。

RPGゲームのパイオニアのドラクエシリーズで取り入れられた画期的なゲームシステムとして、「作戦コマンド」というものがあります。
主人公の勇者の仲間の行動をコンピューターに任せることができるシステムで、その作戦に応じて自動で行動してくれて、ゲーム初心者でも手軽に戦闘を楽しむことができるシステムです。
この「作戦コマンド」採用方針に例えることができます。

こんな企業におすすめ!6つの採用方針

「作戦コマンド」はいくつかあるのですが、

採用活動にあたりピックアップしたのは下記6つです。

どの作戦にも個性があり、その方向性にとんがっているので採用方針に置き換えることができます。

ドラクエ風企業タイプ別 6つの採用方針
① 「みんながんばれ」(チーム型採用)
② 「ガンガンいこうぜ」(攻めの採用)
③ 「いのちだいじに」(離職防止)
④ 「じゅもんせつやく」(限られた予算で採用)
⑤ 「おれに任せろ」(社長直轄人事)
⑥ 「いろいろやろうぜ」(複数メディアで情報発信)

順番に簡単に説明していきます。

①  「みんながんばれ」(チーム型採用)

◆こんな企業におすすめ 「採用担当が2名以下、または兼任体制の企業」
採用担当は、会社の他部署を巻き込む力が求められます。「みんながんばれ」は、「採用チーム」をつくり、採用活動に協力するメンバーを集める作戦。人事部に数名採用担当のいる場合はすでにチーム型で取り組んでいるかと思いますが、10名以下の小規模事業者や100名以下の中小企業では他業務と兼任していることも多いのが現状です。これから採用活動を本格的に始めよう!という企業では、まずはプロジェクト化して採用チームをつくることをおすすめします。

②  「ガンガンいこうぜ」(攻めの採用)

◆こんな企業におすすめ 「売上成長率150%以上のベンチャー企業」
転職市場では、新型コロナの影響により、飲食やホテル業界の優秀な人材が離職せざるを得ない状況になっている人もいると聞いていますが、「ガンガンいこうぜ」は、攻めの採用で、採用コストをかけてでも、転職市場に一定割合存在する自己成長やキャリアアップに貪欲な人材を積極的に採用する作戦。
この作戦の場合は、一定の裁量権を任せることのできるポストや成果型の給与体制など、安定型人材より挑戦型人材が好む条件面を整えることが前提となります。

③ 「いのちだいじに」(離職防止)

◆こんな企業におすすめ「離職率20%以上が2年以上継続している企業」
「人材急募!」が慢性的な企業では、採用コストが増える一方。「良い人材がいればな~」と経営層は言う企業に限って離職率が高い状況に目がいかず、採用コストに目がいく傾向があります。そんな時は「いのちだいじに」作戦で離職防止に取り組む施策を実施する作戦に切り替えましょう。

例)年間採用人数を純増20名目標。1名の採用単価は40万円で予算組み。
(採用後離職率50%の場合)
年間採用人数40名  離職人数20名 年間採用コスト1600万円
(採用後離職率20%の場合)
年間採用人数25名 離職人数5名  年間採用コスト1000万円
離職防止に取り組むことで年間採用コストの差が600万円、3年同じ状況の場合、1800万円の差。採用予算を大幅に見直すことができます。

離職率が20%以上が2年以上続いているところは「いのちをだいじに」作戦をおすすめします。

④ 「じゅもん節約」(限られた採用予算での採用)

◆こんな企業におすすめ 「年間採用人数10名以下」
年間採用人数10名以下で限られた採用人数の場合は「じゅもん節約」作戦。
具体的には、リファラル採用(職員紹介制度)4大SNS(Twitter、Instagram、LINE、Facebook)や最近ではYOUTUBE(動画)での情報発信費用対効果の良い求人ツールや広告選定など、低コストで試せる採用ツールをたくさん試しながら、職員紹介の仕組みづくりを行う戦略がおすすめです。特にSNSやYOUTUBEは無料でアカウントを発行できてすぐ始めることができるので小規模事業者でも使い方次第で無料で情報発信・採用につながる有用ツールでおすすめです。

⑤ 「おれに任せろ」(社長直轄人事)

◆こんな企業におすすめ 「創業期またはビジョンを語れる経営者」
創業期の企業、また創業期でなくても社長が直接人事の関わる中小企業は多くあります。
社長のビジョンが明確で想いをダイレクトに伝えることで、優秀な人材をヘッドハンティングすることも可能です。ダイレクトリクルーティング(直接転職者へアプローチ)採用会食(転職見込み者との面談)など、社長が時間を使い採用活動にあたる作戦です。

⑥ 「いろいろやろうぜ」(複数メディアで情報発信)

◆こんな企業におすすめ 「自社ブランドを確立させたい企業」
自社独自のサービスや理念を自社メディア、SNS、業界に発信力のある媒体など複数のメディアを活用して、認知をひろげる作戦。○○地域で○○業界と言えば「○○」など、広報によるブランディングに力をいれたい企業におすすめです。この場合、直接的な採用に関わる採用予算とは別に広報予算を設けることをおすすめします。


◆まとめ

自社の状況、または経営状況や方針によって、同じ業種規模の企業でも採用方針は異なります。
様々な採用手法はありますが、どれが正解ということではなく、自社のタイプにあった採用方針を立て、そこから採用計画を立てることをおすすめします。

「ドラクエで考える採用戦略」は反応がよければシリーズ化していきたいと思いますので、また気軽に感想いただければと思います。

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