「ロンブー敦と考える。フェミニズムをどう議論?」が思ったよりも面白かった。

アメーバTVで放映していた「ロンブー敦と考える。フェミニズムをどう議論?」を見た。

さほど期待しないで見始めたが、思ったよりずっと面白かった。
ゲストはネットで何度か話題になった、武蔵大学教授の千田有紀氏。

この人を知ったのはキズナアイの騒動とターフ論争(雑誌に掲載された論文も読んだ)の時なので、余り印象が良くなかったが、文章よりも実際に話したほうがずっと印象がいい。
文章だと持って回った言い回しや核心をつかない書き方、どの方面にも角を立てないようにしながら何となく自分の言いたいことを匂わせる書き方が気になったが、話し言葉だと「周りに配慮しつつ、自分の言いたいことを伝えている」(文章とは逆)に見える。

話し言葉と書き言葉でギャップがないから、話し言葉だと特性がいい方向に出て、書き言葉だと悪いほうに出てしまう。
文章のほうが損をしてしまうタイプの人なんだなと思った。

この番組で良かった点は、「どの部分で話が噛み合っていないか」ということがはっきりとわかるところだ。

具体的には14分辺りの千田氏と佐々木氏の対話が、フェミニズムの論争で自分が噛み合っていないと思った部分だ。

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