![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92432317/rectangle_large_type_2_223b00b1e57b729bce97722f9a468777.png?width=1200)
「エジプト神話」を調べたら、知恵と知識の神トトが実は凄い神だった。
「ENNEAD(エネアド)」からエジプト神話に興味を持ったので、本を購入して読んでみた。
さっそくマアトとトトの項目を詣でてみたら、トトが滅茶苦茶凄い神だった。
「文字や秩序をつくった知恵の神」
宇宙の法則をつくったとされる知恵の神。(略)
円滑な宇宙の仕組みを考えだしたトトは、宇宙の変化を記録するための文字としてヒエログリフをつくった。(略)
トトは世界で最初といわれている『計算』を行い、宇宙の機能や物質の法則、科学を作り上げた。
また、あらゆる変化は記録すべきであるとし、文字を発明した。さらに人間と神々の道徳観を定め、法や秩序であるマアトを具体的に示して社会の仕組みを作った。(略)
豊穣の神イシスは偉大なる魔法使いとも呼ばれているが、その多くの魔法はトトが教えたとされる。
宇宙の法則を造り、それを記録するために文字を発明し、計算を造り、社会の仕組みを作り、魔法をイシスに教える。
![](https://assets.st-note.com/img/1669957247775-nK2WS3o1Lb.jpg?width=1200)
実は凄い人(神)だったんだな。
「エネアド」の人物関連図を見ても、一人だけラーの系譜から外れている。
宇宙を創造しているという説明を見ても、ラーと同等の力を持つ、異界(異なる系譜)の神なのかもしれない。(ラーの息子という説もあるみたいだ)
規格外の神だから、「エネアド」では逆にギャグキャラにしたのかもしれん。
「エネアド」でも真面目な顔をしていると、凄く威厳がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1669958663459-d99FMFmzGF.png)
でも自分は、こういうトトのほうが好きだな。
![](https://assets.st-note.com/img/1669958936750-TbXLnS7IAZ.png)
この辺りのトトがマアトを好きになって「マアトは全然興味なしだし」から、結婚に至った経緯が読みたい。
良かったな、振り向いてもらえて。
マアトは「法そのもの」「正義という概念を神格化した神」で、元の神話においては人格はなさそうだ。
元の神話を見ると、外見といいストーリーといい、アレンジの仕方が凄いと思ってしまう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?