#6 「3.11」
私は幸運なことに、神奈川県で被災しました。
あの日、私は会社のSNS運用の検討・施行を行っていました。
最初に感じたのは、船に乗っているような大きな横揺れ。私の錯覚だと思っていました。ところが、なかなか収まらず、どんどん大きくなっていきました。それも、これまで、体験したことがないくらいの大きさまで・・・それが、延々と続く感覚、まるで現実感がなかったのです。
大きな揺れが収まったあとに、オフィスの非難支指示がでて、ビルの表の駐車場に移動。ここで、チームの若い女の子がパニックを起こして、泣いていたことを鮮明に覚えています。安全確認のあとオフィスに戻って、Windowを開きっぱなしにしていた、SNSに流れてくる信じられない光景を、なぜが「君が代」を口ずさみながら、茫然と眺めていました。
私の家族は全員無事。家内は外に出ていて、自宅で娘2人で被災しましたが、長女がしっかりと次女を守っていたとのこと。
この日は、余震が続く中、オフィスでまったく現実感がない一晩を過ごしたことを覚えています。
忘れない、忘れられない、毎年、そんな気持ちでこの日を迎えています。
合掌。
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