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「ぎゅ〜」っと。

コロナ全盛期にはできなかったハグ。今はインフルエンザ全盛期なので、またできないのですが。

子供が小さい頃は、当たり前にできた抱っこやハグですが、体重が増え年齢が進むにつれて、親は体力的に、子供は精神的に(恥ずかしくなって)遠ざかるのではないでしょうか。

最初の子が小学校の高学年の頃だと思います。4年か5年か定かではないのです。
とにかく、思春期始め。
先輩ママから
「子供が帰ってきたら(または自分が帰ったら)10秒ハグしてごらん。子供が学校で嫌な事があっても、スーっと消えるから」
とアドバイスいただきました。

思春期の母と娘は何かと対立していて、ハグを求めるには勇気が要りました。

「何⁉️キモい‼️」
きっとそう言われると思っていましたから。

いざ、玄関で子供を迎え、「おかえり」と両手を伸ばし「ハグ」
「えっ、何⁉️」と娘。

でも次の瞬間、我が子は両手を私の背中に❗️❗️❗️

「1,2,3,4,…」
数えていくうちに、なぜか涙が出てきました。
私が先に抱きしめたのに、抱きしめられているような感覚になったのです。

そして、嫌がる様子もない娘が、すごく愛おしく思えた事を思い出します。
体も大きくなり、話す事も(的を得たところを突いてくるな)とイラっとしたり、微妙な距離だったのです。

そういえば、この子は2番目が産まれてからしばらく、私の膝を下の子に譲ってくれていたのでした。
2番目を寝かしつけた後、「抱っこする⁉️」と声をかけた時に
「いいの⁉️」
と満面の笑みで答えてから膝に乗りました。
あの時も「我慢させていたんだな」と心の中で謝ったことを思い出します。

ハグした時に、そこまで思い出したりはしませんでしたが、今思い返して、自分のあの涙がなんなのかはまだわかりません。

ただただ、すごく幸せなハグでした。

歳を重ねて羞恥心が薄れたのか、スキンシップが足りていないのか、頑張っている人を見るとつい、「ぎゅ〜」としたくなる時があります。
さすがにパワハラ、セクハラになるといけないので、相手に「ぎゅ〜ってしても良い⁉️」と確認して了解を得てからにはしています。

義母にもした事がありますが、
「この人は、こんなにも儚げだったのか」と驚きました。

子供はもちろん、大人だって「ぎゅ〜」っとして欲しい時、したい時があっていいですよね⁉️

最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊❤️

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