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La nacre ヤコウガイとタカセガイの貝殻

フランス語で、真珠は perle 、真珠層は nacre 。
真珠層が perle 使わないなんて、知らなかった。

気長に真珠層を出すべく磨きをやっている。
1~数年かけて、ヤコウガイやタカセガイを磨いている。

上手な方法を知らないまたは言うこときかないで、耐水サンドペーパーだけで気長に磨いている。

#240以上の耐水サンドペーパーを使い分けながら

厳密にいえば、入手してはじめはクエン酸液にしばし漬ける。表面のフジツボや汚れを落とすため。

妙な穴を開けない程度漬けて汚れ落としをしてから水洗いをして、いよいよ耐水サンドペーパーで気長に磨いていく。

一日一時間以上はしないように磨く。飽き、疲れ、痛みがないように。
サンドペーパーがぼろついてくる程度で切り上げる。

見た目進捗がわかりにくい進行具合であるが、それを繰り返したやりかたが、自分に合っているし失敗しない。

夜光貝、高瀬貝(でいいのかな名前)貝殻の入手は、南西諸島旅行中に市場や料理を出しているお店から譲り受ける。

夜光貝、沖縄の公設市場で、貝殻のみ購入で画像のサイズだと500円前後、まるごと買いは3000円弱で、調理してもらい中身を食べたら洗って貝殻をいただけました。やさしいうちなんちゅー。

高瀬貝、奄美の離島民宿宿泊時、無料でいただいちゃいました。やさしすぎるあまみんちゅー。

左側3つがヤコウガイ(夜光貝) 右2つがタカセガイ(高瀬貝)

他にも真珠層を持つ貝殻はあるが、さざえ、あわびなどは貝殻が薄かったり形が複雑だったりで、加工や磨きは困難。

さざえはクエン酸液に漬けたら穴だらけに。あわびトコブシはもともとの凸凹で磨きは困難。

更にその他の小物真珠層持ちの貝殻は、クエン酸液だけでほぼ磨きが完成。
オウムガイも真珠層持ち。磨き過ぎるとやはり割れ目が入る経験しました。

もっぱら定番は夜光貝の磨き。

売り物にもなるようで、そのレベルで完成させる方が多く、仕上げにピカールなどでコーティングして立派に仕上げられてらっしゃるが、言い訳として負け惜しみナチュラル志向の自分は、性格の通り光沢剤は使用せず磨きっぱ、真珠層がほぼ占めたところで終了させる。売る気商売っ気も無い。

夜光貝と高瀬貝は、丈夫で光沢が美しいことから、かつてシャツなどのボタン、貝細工などに使用されていたみたいです。今もそうかな。

裏側はこんな感じ 真珠層の外側はグリーン系とピンク系

自分は基本真珠層露出を目指して磨きをするけれど、アクセサリーなどにする場合、ヤコウガイなどは外側のグリーンも美しく、それを残して好きな形に加工し作成するパターンも多いみたいです。

インテリアに真珠層まで磨いた貝を並べて、南の海に思いをはせながら楽しんでいます。

内地の寒い季節は気温も水温も低いので磨きは停止しがち。暖かくなった休日に思い出したかのように磨きを再開してみました。

ヤコウガイ一つの貝肉は一人では食事の量ほどあります。刺身とバター焼きに分けて調理していただき、美味しくいただきました。歯ごたえと味、良いですよ。

また訪れて、貝殻を連れて来たくなりました。
お金よりたまりそうな、真珠層貝殻の話でした。

ありがとうございます。

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