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人は人という考え方から、共有できる理想について考える事の大切さ

人それぞれの考え方があって、人それぞれの幸せがあって良いと思います。
価値観の問題だから、人からとやかく言われたくないだろう。と思って言おうと思ったことを飲み込むことがあります。

人それぞれ、という考えをつきつめると、人は人、自分は自分という個人主義、他人への無関心に行きついてしまいます。自分は自分、他人は他人の理想があって、それぞれの理想を達成するという過程の中で、他人との関係があり、それぞれの理想を達成するために協力することもあれば、ぶつかることもある。という関係です。そういう関係で良い、という価値感も人それぞれなので、良いとか悪いとかの話しではないのですが、少し寂しい気がします。

「人それぞれの理想がある。」という考えから、「皆で共有できる理想があるはずだ。」と思考を変えれば、他人と共通了解として理想と設定できるものは何か。を考えることになります。それを取り出して理想として設定すれば、皆と協力して理想に向かって取り組めるはずです。

人それぞれだから、言わない。ではなくて、人それぞれなのだけれど、共有できる理想はあるはずだから、それを設定して伝えなければならない。と考えが変わるはずです。

ほとんどの企業が掲げる理念や目標は、まさに「皆で共有できる理想」です。一部の人が幸せになるための理想ではなくて、多くの人が幸せになるための理想であり、だからこそ理念や目標の設定は意味があり、そしてその理想を共有するからこそ良い人間関係が生まれるのだと思います

ドラッガーは、「良い人間関係は、対人関係のスキルで生まれるのではなく、貢献に焦点を当てることで生まれる」と言います。それは貢献という「皆で共有できる理想」に焦点を当てることの重要性を説いているのです。

これは企業組織の中の人間関係だけに当てはまる話しではなく、個人と個人の関係でもまったく同じだと思います。常に人と接するときに、その相手と「共有できる理想」を考え、設定し、それを伝えて共有し、一緒に取り組みをしていかなければなりません。

それが理想に近づき、良い人間関係を作り、良く生きるための方法なのだと思います。

以上

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