入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その2
教科書が読めない子どもたち?2018年から2019年にかけて,「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子著,東洋経済新報社)という本がベストセラーになりました。今も売れ続けているかもしれません。AIは「意味」を理解できないけど,実は子どもたちも教科書を正しく読めていない,というタイトル通りの内容です。この本の元となった調査やデータそのものは興味深く,有益な面もあると思いますが,教科書の一節を取り出して来て,はい読めますか?と問われても,読めなくて当たり前ではないか