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安室奈美恵さんについて語る時に我々の語れないこと。それでも語らずにはいられないこと。

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安室奈美恵さんについて語る時に我々の語れないこと。それでも語らずにはいられないこと。

マガジン

  • 入試とコロナと教科書と

    教科書の位置づけ,在宅学習での教科書の活用法など。コロナ休校を機に考えたこと。

最近の記事

もうつれづれわびたりしない #1

これからは気が向いた時に安室奈美恵さんのことを書いていこうかなと思います。ひさびさに昔の文章読んで死ぬほど恥ずかしかったけど、自戒のつもりで残しておこうと思います。心機一転、安室さんのことはなるべく自我を排して書いてけるよう精進します。

    • つれづれわびて #4

      「with コロナ」の耐えられない軽さ 表題のとおりで,最近ちらほら目にするwith コロナという言い方,さすがに軽すぎ,かわいすぎやしないだろうか!?(使用例「withコロナ時代の~」)このフレーズを使う人や受けとる人は,ほんとうのところどう思っているのだろうか? そもそも「コロナ」の語感からして,もうどうにも避けようがない愛らしさが伴う。これは仕方がない。この「愛称」を好まない向きもあろうが,コロナは2020年代の最重要再頻出ワードになるだろう(私も別稿でタイトルに入れ

      • つれづれわびて #3

        探さないでください。でも,見つけてください。 今日もひどく個人的な体験から。 子どもの頃から現在に至るまで,失くしものが多い。輪をかけて深刻なのは,探しものの下手さだ。あれ,どこ置いたかな?たぶんここかな?と思ってゴソゴソするも見つからず,別の場所かな,とあちこち探しても当然見つからず,途方に暮れる。 そのまま完全に遺失する場合もあるが,大抵は忘れた頃に再会する。別離の後に再開する場所は次の二か所が多い。一つは,最初に「たぶんここなんだけど」と探した場所の近く(鞄のポケット

        • つれづれわびて #2

          教えること,教わること 教科書がどう,教育インフラがどう,とエラそうに書いている。これからも書くだろう。ただ,うすうすお気づきの方もいらっしゃるかもしれないが,こうして中等教育(中学・高校)について色々書いているのは,言ってしまえば「趣味」である。趣味というのは,それを現在本職にしていないということで,私はいま学生であり,教育機関(大学院)に所属して,教育を受ける側の人間として生活している。 ふつうのキャリアではないかもしれないが,教育をする/される側を往復することで得られ

        もうつれづれわびたりしない #1

        マガジン

        • 入試とコロナと教科書と
          4本

        記事

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その3

          自宅学習における教科書の活用の可能性について考えています。 今回は実践編。 大学入試は高校教科書の内容から出題される。(その1) でも初学者が教科書をはじめから終わりまで読み通すのは難しい。(その2) 上が前回までのポイントででした。教科書の活用をおすすめする理由としてほかに,ほぼ全員が持っている安価な(すでにお金を払っている)教材ということがあります。ということで,皆の手元にあるけど無用な長物になりがちなこの教材を少しでも積極的に活用する手段を考えてみましょう。 (*

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その3

          つれづれわびて #1

          こちらは雑記帳。noteの執筆に関連した雑記。 テキストコンテンツの可能性を考える。 今の世にテキストコンテンツは溢れているが,公共的な議論に発展し得るような,あるいは人間の想像力に訴えかけるようなものは少ない。ツイッターのように個人やコミュニティーの(大抵はイヤな)匂いが強すぎたり,もしくは食べログ,アマゾンレビューのように単に体験を先取りする情報だったり。 では自分はここで何を書こうとしているのか? 当面は #stayhomeにおける勉強や,教育インフラへのアクセスの

          つれづれわびて #1

          わたしとコロナと教科書と(番外編 1)

          別稿で,自宅学習にあたってどのように教科書を役立てるか,書いた。 ここでは執筆のほんとうのモチベーションや背景を述べたい。本編の方は中高生が読むことを多分に意識して,メッセージ性が高い形で,推敲も重ねて書いているが,こちらは半ば下書き的なラフさで進める。 この春,3月に全国一斉休校となり,4月も再開は厳しいだろうという見通しの頃,新高3生のことをぼんやり考えていた。自分が授業を担当した最後の学年で,学校に対して直接の想像力が働く(顔を思い浮かべながらあれこれ考える),最後

          わたしとコロナと教科書と(番外編 1)

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その2

          教科書が読めない子どもたち?2018年から2019年にかけて,「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子著,東洋経済新報社)という本がベストセラーになりました。今も売れ続けているかもしれません。AIは「意味」を理解できないけど,実は子どもたちも教科書を正しく読めていない,というタイトル通りの内容です。この本の元となった調査やデータそのものは興味深く,有益な面もあると思いますが,教科書の一節を取り出して来て,はい読めますか?と問われても,読めなくて当たり前ではないか

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その2

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その1

          はじめに・背景今春 (2020年),新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本でも多くの地域で新年度の授業開始が延期となりました。世界中,日本中の人が,例年とはまったく違った1年を経験することになるでしょう。この危機のさなかに(学校にはしばらく行っていないが身分の上では)高校3年生となり,1年後には大学受験を迎えるという人たちに向けて,noteを書いていこうと思います。多くの人の目に留まるとは思いませんが,たまたまこのページに出会った人に響く文章にしたいです。 本稿執筆の動機

          入試とコロナと教科書と ‐自宅であせらず学ぶために その1

          はじめまして

          勉強、教育、研究などについて考えたことをポツポツ投稿していく。 誰かに届くことを期待する文章もあれば,執筆段階ではほとんど自分のための文章もあるだろう。 音楽でも小説でも,デビューアルバムや処女作の緊張感が好きだ。 初期衝動の裏に,世に受け入れられるだろうかという不安,わざわざ発表する価値があるだろうかという迷いなどが見え隠れする,世界と自分の距離感が定まっていないかんじ。2020年春,自分の中にも躊躇と羞恥心を上回る衝動を感じた。かなり緊張しつつ,書き始める。

          はじめまして