後輩さんの主催する音楽イベント名(横文字)を全力で英文法的解釈してみた
1. いんとろだくしょん(前置き)
およそ一年間、蟄居失踪生活を送っていたものですから、毎日知人のストーキング…ではなく近況の把握に必死です。そんなストーキング中に知った活動の一つが、スマグリ(Smile And Gleam Alive)という、大学の後輩さんたちが主催する音楽イベントです。
私の居住地や所属大学がバレちゃいますが、このイベント名であるSmile And Gleam Aliveの各単語の頭文字に注目すると、なんとSAGA(佐賀)になるんですね。気付いたときは、おぉすげぇ!!と感嘆しました。主催者の後輩さんによると、「いきいきとした笑顔ときらめきで溢れるSAGAになって欲しい」という想いが込められているそうです――主催者本人に直接話を聞いたわけではないのに、こういう情報を一方的に把握しているところが、まさにストーカーという感じでキモイですね――。
後輩さんのスマグリに対するこの想いを知って、さらに感動した私は、スマグリを構成する単語の意味について調べたくなりました。調べてみた結果、Gleamという単語の意味を初めて知りました。単語の意味を調べていくうちに、Smile And Gleam Aliveという語句は、文法的にどう訳せるんだろうかと、ますます気になりましたので、私の持つしょぼい英語知識を総動員して、全力で英文法的解釈をしました。何を言ってるんだこいつは。
以下の内容は、Discordに既に投稿した、二番煎じです。
2. 私の英文法的解釈
スマグリを構成する単語の羅列"Smile And Gleam Alive"について、英文法的解釈を試みる。私の英語能力は高くはないので期待はしないでほしい。もし誤りを見つけた場合は、ガンガン指摘してほしい。
まず、"Smile And Gleam Alive"を構成する各単語は、次の通り。
smile:
(可算名詞)微笑み
(自動詞/他動詞)微笑む
and:
(接続詞) :~と...
gleam:
(可算名詞):きらめき
(自動詞): きらめく
alive:
(形容詞):活発な
①smile and gleam を名詞として解釈した場合
"Smile And Gleam Alive"は、smile and gleam(ほほえみ と きらめき)を骨格とする語句であると解釈できる。alive(活発な)によって、smile と gleamを修飾すると解釈できる。
しかし、aliveは叙述用法(形容詞を補語として用いる)でしか使わない形容詞であるため、限定用法(形容詞で名詞を修飾する)として使うのは誤りである。以下に例文を示す。
○ The cat is alive. :その猫は生きている。(aliveは補語Cであるから成立)
✕ the alive cat :生きている猫(aliveは限定用法では使えない)
また、語数一語のみの形容詞で名詞を修飾する場合は、原則として前置修飾である。
さらに、smileとgleamは可算名詞であるから、単数形の場合、冠詞aかtheが必要かな(冠詞よくワカンネーヨ)。音楽イベントだし、参加者多数ということで、複数形smiles、gleamsにしてもよさそう(単数複数よくワカンネーヨ)。
②smile and gleam を動詞として解釈した場合
"Smile And Gleam Alive"は、smile and gleam(ほほえみ きらめけ)という命令文を骨格とする文であると解釈できる。aliveによってsmileとgleamを修飾すると解釈できる。
しかし、形容詞は名詞を修飾する語であるから、動詞の修飾は出来ない。
名詞以外を修飾する語は、副詞である。
そこで、aliveの代わりに、「actively(副詞):積極的に、活発に」を用いると、"Smile And Gleam Actively"(活発に笑ってきらめけ)となる。これならば、各単語の頭文字はSAGAであり、スマグリという略称も適用できる。ただ、aliveと比べると、どうも語呂が悪い気がする。
③ aliveを a live として解釈した場合
aliveを、a live と分解し、alive(活発な)のニュアンスを含む a live(音楽活動のライブ)と解釈する。これにより、"Smile And Gleam Alive"は a live を骨格とする語句であると解釈できる。
しかし、動詞の原形や名詞単体では、語句の修飾は出来ない。smile も gleamも、形容詞としての働きは持たない。
liveを修飾するには、smileとgleamを形容詞として表現した語である、smiley と gleamyを用いればよい。ただ、そうすると、語順が "A Smiley And Gleamy Live" となり、単語の頭文字がSAGAにはならないという問題が発生する。スマグリという略称は適用できる。
この問題を解決するために、「誰でも歓迎」というニュアンスを含めて、「 all-ages(年齢不問)」という表現を加えてみる。さらに開催場所の情報も加える。そうすると、
"the Smiley And Gleamy All-ages live music event in G-COLLECTION"
(全年齢を対象としたG-COLLECTIONにおける佐賀を盛り上げるための笑顔きらめくライブ音楽イベント)
って感じに出来そうじゃね?長ぇ。
④"Smile And Gleam Alive"を固有名詞として解釈した場合
無問題である。語句の長さも語呂も、ちょうどいい感じ。各単語の頭文字をとるとSAGAとなるのは実に粋で熱い。スマグリという略称も、覚えやすく馴染みやすい(個人の感想です)。
3. こんくるーじょん(結び)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?