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現役最年長Fリーガー金山友紀選手と歩んだ20年間の島根県のフットサル⑦

サッカー協会の携わるようになり、20年目。

ボランティアとしての関りでしたが、出会いや別れ、そして多くの思い出と学びがありました。その記録と気持ちを全8回に渡って綴ってきました。

7回目となる今回は、浜田市出身フットサル日本代表の金山友紀選手に対するお礼を述べると共に、これまでの思い出深いエピソードや今後のことを書き綴っておこうと思います。

キーパーソンだった、金山友紀選手

サッカー協会のフットサル委員会に名乗りを挙げ、浜田市でのフットサル普及をしていくこととなった私です。『どのように普及活動を進めて行けばいいものか』と、試行錯誤していた頃、浜田市から声がかかりました。『浜田市出身で、フットサルの日本代表で活躍する選手がいる』と。それが金山友紀選手だったのです。最初に手紙を送り、反応してくれたことで出会いにつながりました。

あれから、長い歳月が経ちました。金山友紀選手は今年2023年に現役引退します。現在45歳、22年という長い選手生活に終止符を打つことを決意したそうです。

島根県でこんなにもフットサルが普及しているのは、金山友紀選手の力あってのことだと感じています。むしろ、彼との出会いがなければ島根県のフットサルが普及はここまでに到達していなかっただろうとさえ、私は考えます。

フットサルの日本代表選手としての活動もある中、遠く地元浜田市へと活動の力添えをすることは大変だったことでしょう。ここに改めて感謝を述べたいと思っています。金山友紀選手、これまで本当にありがとうございました。本当にお疲れさまでした!

背中を追う選手陣

金山友紀選手の背中を追うように、浜田市からはFリーグ選手が誕生しています。日本フットサルリーグ『バルドラール浦安』の吉田圭吾(よしだけいご)選手や『ボアルース長野』の岡本生成(おかもときなり)選手。

そして、田原柊(たばらしゅう)選手と長嶺岳人(ながみねたけと)選手は、Fリーグ最年少ゴールを記録する高校生Fリーガーです。小さい頃から金山選手のフットサル教室などで一緒にボールを蹴っていました。そして、地元浜田市でFリーグ参加チームが設立され『ポルセイド浜田』の一員として活躍していました。その後、高校卒業後には地元に残らず大都市でFリーガーとして活躍することを決意しました。

私は、彼らの子ども時代からの成長を見させてもらい応援してきました。だからこそ、彼らがフットサルの本場で活躍するために地元浜田から羽ばたいていくことに大きな喜びを感じています。

そして新た再びに、ここ浜田市から金山友紀選手・吉田圭吾選手・岡本生成選手・田原柊選手・長嶺岳人選手の背中を追いかけるような子たちが誕生してくれたら嬉しいです。私の活動冥利に尽きると考え、フットサルに関わってくれる子ども達を全力で応援したいと思っています。

それは、私一人の力では到底出来なくて、これからも継続的な指導者の力や周囲の理解も必要となります。だからこそ、今後もフットサルを通じた関りを大切にしていこうと思っています。

次回記事は、最終回。島根県サッカー協会に長きに渡って携わってきた私の気持ちを今一度振り返ります。その上で、これからの島根県におけるフットサルについての考えもお伝えしておこうと思います。


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