イサムノグチの近代合理主義に対する姿勢を見て、島根の大森町を思い出した
いまイサムノグチの本を読んでいます。
彼は戦争を生んだ近代化や資本主義、合理主義に抗おうと、様々な作品を残しました。
そして、彼が影響をうけたもののひとつに李朝の文化を挙げていました。
要するに、辺境です。中央都市の影響をさほど受けず、粛々とその地にある文化を守り、日常を続けてきた地域。
いまの日本でいうと、島根が思い浮かびます。
島根には石見銀山がありますが、去年観光に行った時1番驚いたのは「駐車場を有料化しない」ということです。
ふつうなら、なにも考えず有料化するところですが、街を守るためにきちんとしたサービスを提供して、その対価としてお金を頂き地域の経済を回す。
なので、街全体として駐車場で稼ぐのは違うだろうという論理だと思います。
いかにも真っ当ですが、こうして判断し実行するのは並大抵のことじゃないと思います。
文化を作る、あるいは維持するにはお金が必要ですが、どのポイントでお金を得るかって見極めることが重要だなと思いました。
仕事に行ってきます。
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