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「永遠の世界とともに」

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詩人、益山弘太郎さんが、ぼくの写真集『感動』を見て詩を書いてくれています。益山さんは、『幻聴妄想かるた』で有名な、就労継続支援B型事業所「ハーモニー」に通っています。 幻聴や妄…
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2018年12月の記事一覧

「悲哀歌」 第9詩

「悲哀歌」 第9詩  詩・益山弘太郎 / 写真・齋藤陽道 おはよう   じゃあ行って来るね    そう言って君は出て行った    あの朝    道端の花があんなに    輝いていたのは何故か    雑草を踏みしめると    足が痛かったのは何故か    あれから    君は帰って来ない           いま君は    大好きだった丘の上の    木陰に休む    君の後ろを船が通る    白い船が通り過ぎる    そうさ    丘の向こ

「愛の世界」 第8詩

「 愛の世界」 第8詩  詩・益山弘太郎 / 写真・齋藤陽道 ねえねえ いるかさん   あなたは私の孫にそっくりよ   いるかさんは何処から来たの?    僕は海の底から来たのさ   秘密の扉から   お婆ちゃんに会いに来たんだ   お婆ちゃんは何故そこにいるの?    神様からメールがあったのよ   「庭に出てみなさい 綺麗なお花といるかさんに会えるよ」  ってね   だけどいるかさん   秘密の扉ってなあに?    僕はただ游いでただけだよ