ODは手段なのか、目的なのか?~ Cheung-Judge & Holbeche(2021)_Organization Development_A practitioner's guide for OD and HR 3rd Edit 第1章 「ODとは何か? 歴史的変遷の概要」からの学び
この数年、あまりブログを書けていませんでした。
その間にも、読書会等々、海外文献の論文やHandbookを読む会の企画には、いろいろ取り組んでいたので、かなり時間は立っていますが、それをまとめることもやっていきたいなと思います。
2年前の2022年8月2日は、Cheung-Judge & Holbeche(2021)_Organization Development_A practitioner's guide for OD and HR 3rd Edit をみんなで読んでいました。
もう2年経っているとか、信じがたいのです・・・
その間、大変残念だったのが、著者のCheung-Judge 博士が、2022年8月22日に、新型コロナウイルス感染に伴う合併症でお亡くなりになっていたそうです。
どこかでお目にかかる機会があると嬉しいな~と思っていたのですが・・・
出会いも学びの機会も一期一会ですね。
リアルで時間を共有できる機会を、本当に大事にしていきたいなと思いま
す。
Cheung-Judge 博士のご冥福をお祈りするとともに、遺された著作やコンテンツからの学びをさらに深めていきたいと思いました。
▽▽▽
本書の第1章では、ODの定義や、歴史的な変遷についての概要がまとめられています。第1章は、読書会でも、自分が発表していました!
ODを形作った組織や、研究者がバイネームで名前があげられていて、今後、深めていく上でも参考になります。
ODのハンドブック的な書籍では、第1章で、ODが大切にしている価値観や倫理観的なものが記載されることが多いです。本書でも、そのポイントが強調されていました。
ODは、ただ単にパフォーマンスや数値目標を上げればいい! という価値観のカウンターとして発展してきた歴史的な経緯もあります。
それが、ODが、手段と割り切るのではなく目的的な側面を強く持つことにも繋がっているのだと思います。
経営の計数的な成長か? OR 人間的な側面の重視か?
現場でもよくあるのですが、個人的には”ORで問いかけられているとき”は要注意で、“どっちかではなく”、”どっちも”を目指すからこそ、見えてくる景色があるのだと思います。
なんてことを、現場のみなさんとのコラボや研究、教育の機会を通じて、考え続けていきたいなと思いました!
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