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「さいと未来のまちづくり会議2024」START!第1回目レポート

こんにちは。一般社団法人まちづくり西都KOKOKARAの園田美穂です。
宮崎県西都市で開催する「さいと未来のまちづくり会議」(以下、まちづくり会議)について紹介します。
まちづくり会議は、一昨年度からスタートして今年度は3年目を迎えます。

まちづくり会議の目的や今年度の計画などの詳細は、▶▶こちら◀◀のnote記事をご覧ください。

今年度は、昨年度・一昨年度の学びや気づきに加え、「西都のまちに子育て世代の賑わいを創出する」をテーマに、まちづくりに必要な視点や考え方、コンセプトのつくり方や実際のアイディアを事業企画書として作成する上でのポイントなどを全4回のまちづくり会議ワークショップを通して、実践的に学び、実際にまちづくり会議参加者で「西都のまちに子育て世代の賑わいを創出する」具体的なまちづくり事業を企画し、下半期には、その企画をまちづくりサークルSAITOBASEと一緒に実現するまでを一貫して行います!

そんな「さいと未来のまちづくり会議2024」がいよいよスタートしました!
去る2024.6.19(水)に、第1回目を開催しましたので、そちらのレポートも併せて綴らせて頂きます。


1.さいと未来のまちづくり会議2024全体概要

今年度のプログラム

今年度のまちづくり会議のテーマは、
「本気で、挑戦、まちづくり。」

「まちづくりに本気で取り組んでみたいけど、何から始めていいかわからない」
「まちの活性化に繋がる企画やアイディアの実現方法を学びたい!」
「地域貢献できる方法を探している」
「自分が長年地域のためにやりたいと思っていたことを、これを機に実現に向けて動きたい!」
という方に、ぜひご参加頂きたいプログラムになっています◎

開催スケジュール

■6/19(水) 19:00~21:00
第1回  まちづくり実践カードゲーム
(事務局のファシリテータ―と一緒に、ビジネスカードゲームを通して、持続可能なまちづくりに必要な考え方や視点を、楽しみながら学びます)
■7/27(土)、8/24(土)、10/5(土) 各回10:00~15:00
第2~4回 メイン講師による、まちづくり企画づくりワークショップ
(3~4人のチームに分かれ、「子育て世代の賑わいをつくる」事業企画をつくるうえでのコンセプトづくりや具体的な企画立案に必要な考え方やプロセス、事業計画書の作成方法などを、ワークショップ形式で実践的に学びます)

■10月~2月 【企画実践】SAITO BASEと企画実現

メイン講師のご紹介

奥田 悠史 氏
株式会社やまとわ 取締役
森林ディレクター/ブランディングディレクター

<プロフィール>
大学時代にバックパッカーとして世界一周を経験。
ライター・編集者・デザイン業を経て、株式会社やまとわ など、複数の貴社・団体でデザイン思考を活かし「課題を素敵に解決」する。
一般社団法人〇と編集社 では、商店街のリブランディング企画「トビチ商店街」を企画。

今年度は、長野県と三重県を中心に、森林ディレクター/ブランディングディレクターとして活躍されている奥田さんをメイン講師にお迎えし、まちづくり企画を創るうえでのコンセプトメイキングの考え方をメインに、事業としてまちづくりを考える上での必要な視点、実際の事業企画書の作成方法や実現していくまでのプロセスなどを全3回のワークショップとチームディスカッションを通じて実践的に学ぶ4か月となっております。

2.第1回「まちづくり実践カードゲーム」レポート

オープニング

2024.6.19(水)に、「さいと未来のまちづくり会議2024」の第1回目として参加者全員で「まちづくり実践カードゲーム」を行いました。
急遽仕事などでの欠席も数名いらっしゃいましたが、第1回目には総勢19名の方が参加!

まず、第1回目プログラムの内容に入っていく前に、まちづくり会議の主催者であります西都市を代表し、西都市役所商工観光課長の吹井様よりご挨拶を頂き、参加者に向けて激励のお言葉を頂きました。

ご挨拶を頂いた後、今年度のまちづくり会議のゴール、そのうえでの大事な問い、「全4回のまちづくり会議を、”I(事務局・講師)”や”YOU(参加者)”として切り分けるのではなく、”WE(この場にいる全員)”で創っていこう」というスタンス、グランドルールについて説明しました。

今年度のまちづくり会議のゴール
昨年度まちづくり会議第1回講師高橋邦男さんが、パタゴニア創業者の言葉を引用され、参加者への大事な問いかけをしてくださいました。既にここに集まっていること自体も大きなアクションであることをお伝えし、この問いは、私たち一人一人がこれからの新しいアクションに向かううえで背中を押してくれる言葉として、心に留めて臨んでいきたいと思います。
まちづくり会議のグランドルール。ここにいる全員がまちづくりのことを真剣に考えているので、一人ひとりひとりが積極的に考え、発言し、お互いの意見を尊重しながら、私たちなりのまちづくりを考え一緒に正解を創っていきましょう!

いよいよカードゲームを実施!

ここまでの説明を終えたところで、いよいよ第1回目のプログラム内容へ。
今回は、これからまちづくり企画を一緒に考えていく仲間とコミュニケーションを取りながら、持続可能なまちづくりに必要な視点や考え方を学ぶことを目的として、事務局スタッフがファシリテータ―となり「SDGs×観光まちづくり」実践ビジネスカードゲームを行いました。
※まちづくりにはいろいろな分野がありますが、西都市と事務局であるまちづくり西都KOKOKARAでは、これから数年間かけて「観光のまちづくり」に力を入れていく予定としているため、今回は”観光まちづくり”という切り口で持続可能なまちづくりについて考えていきました。

まずは、カードゲームに入る前に、最近よく聞く”SDGs”の意味についてを知り、その後ゲームのルール説明を受けたうえでいよいよカードゲームに。

このゲームでは、参加者が12の役割(職業)のうちの1つを割り当てられ、持続可能なまちづくりとそれぞれに課せられたミッション達成に向けて、アクションカードを出していきます。
それを計4ターン(1ターンあたり3年)行い、まちの様子を表す4つの”地域の魅力パラメーター”が12年かけてどう変化するか?を考えながら進めるゲームです。


各役が行ったまちづくり活動の結果を受け渡し。結果によって、地域の魅力パラメーターが変化します。
カードの交換はできませんが、お金は自由に交換したり投資したりすることが出来ます。(ここは行政役のテーブル。特にゲーム後半は、行政役の周りに人だかりが(笑))
まちのパラメーターと各役割に課せられたミッションクリアの為に、それぞれの立場でターンごとのベストな活動について考えていました。(活動しない、の選択もあり)

カードゲームの詳細については、ネタバレになってしまいますのでここではご紹介をここまでとさせて頂きますが、実際にカードゲームを参加者の皆さんとやってみて事務局として驚いたのは、参加者一人一人の「行動力」と「一体感」です。

地域の魅力パラメーターを上げるために一人ひとりが一生懸命考え行動し、パラメーターが下がればお互いを励まし合い、逆に上がればみんな拍手喝采で大喜び!
もちろん、ここに集まっている方々は、まちの活性化に積極的な人たちだからというのはあると思いますが、そんな人たちが一つになったらこんなにもまちが前向きに動くんだ、ということに驚くと共に、「こんな人たちが集まる西都、きっと面白いことが起こる。そして、いい変化が必ず起こせる。これからの西都のまちづくりは、こういう人たちの集合体からはじまるんだ!」という感動と期待を感じました。

そんな皆さんと一緒にこれから約4か月をかけて実際にまちづくり企画を考え、それを実現していく近い未来を考えると、今からすごくワクワクしています!

まとめ

最後に、今回のカードゲームの学びの一つとして
「自分の利益ばかりを追い求めてしまうと、持続可能なまちづくりはできない。お互いのことを開示し、コミュニケーションをとりつつ進めていく先に持続可能なまちがある」という点がありました。

今回やむなく参加できなかった皆さんも、次回以降のまちづくりワークショップでは、積極的にコミュニケーションをとりつつ、活発な思考と発言で一緒に持続可能なまちづくりに向けた企画を創っていきましょう!

ちなみに、当日のカードゲームの様子をタイムラプスで撮影してみました。
ぜひご興味のある方は30秒ほどのショート動画になっていますので見てみてくださいね^^
▶▶ カードゲームの様子はこちら ◀◀

それでは、いよいよ次からまちづくり企画をつくるうえでの具体的な考え方や視点について奥田さんと一緒に学んでいきます。
それではまた次回、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています◎

(文責:さいと未来のまちづくり会議2024運営事務局 園田美穂)


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