私は厭わない

わたしは読まれないことを厭わない。
あなたがここで読むのをやめることを引き止めない。
あなたはあなた自身の心の声に従うべきだ。

という風に、突き放すことをわたしは厭わない。
という設定で文字を連ねることを厭わない。
わたしは一般に無駄とされるようなことを厭わない。
わたしは裁定を下すものに落第を突きつけられることを厭わない。
わたしは「べき」という一方的な言い回しを使うことを若干厭う。
「厭わない」で統一しないのかよという部分についても正直若干厭う。
厭うって言い回しが辞書的に適切であるかどうかという警鐘が脳内で鳴り響き、これについても大変厭わしく思っている。
なんだ厭わしくって。

わたしは閑話休題を厭わない。

わたしは同じことを繰り返すことを厭わない。
スガシカオは同じことを繰り返す壊れたすぴーかーみたいなことはしたく無いの宣った。
わたしはスガシカオがキライでは無いしその思想もキライでは無いが誰かの言葉を盲信して賛同せず自分のやり方は自分の考えに則るよう意識している。
わたしはスガシカオではないしその思考体系に準ずる筋合いもない。
別にそれはスガシカオだけのものではなく、うまく言語化できてなかったとしてもそのように考える者はきっとありふれており、故にその考えに賛同するものは多いであろう。
しかしわたしは採用しない。
有名人の権威性が猛威を振るうのであればみよ、あの米津玄師を。
同じことを何度となく繰り返しいるぞ。
だからというわけではないが、わたしは同じことを繰り返すことを厭わない。
それはたとえ同じ命題であろうとも異なる切り口を与えればまた違った切断面を魅せてくれることだとか、より即物的にはインプレッションが最新更新側に偏るのであれば古い内容は埋もれてしまう故その再放送としての役割もあるだとか、理由はゴテゴテと貼り付けられるものだ。

また、わたしは句読点を場合によっては使用しないし段落は基本的に使用しない。
かつ、わたしのルールで改行などを挟む。
句読点は時代によってつけるつけないの要求が変遷してきたものであると受け取っているし段落はネット媒体の読み物には不要と考えている。
カッチリとしたアカデミックな場に出すものであるならまだしも、私が生成する文字列についてそのような体裁を求めるのはナンセンスであるといわざるを得ない。
ついでに言うとわたしは「わかりやすく」「簡潔な」「結論から」の「文章」を生成する気が更々ないし。「わかりづらく」「冗長で」「端話からたっぷりと脱線を添えて着地点が曖昧な」「文字列」を生成する所存である。
一般的に尊ばれ盲信されている文章はこのアカウントにはほとんど存在しない。
生成という言い方をしているが、わたしが投稿する全ての記事はわたしが人力で生成している。
また文字列と呼称しているが、それはこれらの一連の文字の連なりを「文章」と呼ぶつもりがさらさらないからである。

さて、わたしが書く文字列は全てノンフィクションである。
だが本心とは限らない。
あった出来事が事実であっても、それについて感じたとされる心情については、必ずしも真であることを保証したくない。
故に「わたしは嘘つきであり書くことは全て嘘である、そして同時にわたしは正直者であり書くことは全て真である」という風に煙に巻くのである。
それはその判断を読者に迫りたいからであって、あなたが嘘だと信じたければそのようにすればいいし、真だと信じたければそのようにしたらよろしい。
繰り返しになるがあったとする出来事についてはノンフィクションである、心情については煙に巻く。

そしてわたしは読者を客とは考えない。
だって金貰ってないし。
お客様は神様ですとは歌舞伎の言葉だったろうか、それを接客で使うのが筋違いといった話を見かけたことを連想したが、そもそもお客様ですらない。
noteという無料でも利用可能なサービスが提供されている場にあやかって好き勝手わたしが投稿したものをあなたが勝手に開いて勝手に読んでるだけのことである。
あなたがわたしの記事に読んだことによるいかなる損害もあなたのせいであって私のせいじゃないんだよ。

最後に、わたしは好かれないことを厭わない。わたしはわたしにいいねやフォローをする人間を信用しない。敵だと思っているので、気安くいいねやフォローをしないように。

最後までお読みいただきありがとうございました。
とは絶対に僕は言いません。
(書いたことはある)
(わたしは一人称が揃わないことを厭わない。)

















んわたしは改行を厭わない。
















わたしは蛇足を厭わない。
「最後」と言ったくせに続くことを厭わない。

わたしは面白くないことを厭わない。
知ったことではない。

わたしは飛ばし読みを厭わないが、厭わないが対策をしたいので飛ばし読み対策でおまえが飛ばし読みをした場合にこの文字列が効力を発揮するようにこの文字列を置くことを厭わない。

わたしは長すぎる一文を厭わない。
分かりづらい言い回しも厭わない。
人々は読みづらい文字列に慣れるべきだ、とは思っていない。ほんの思いつきである。

わたしは知られることを厭わない。
あなたが何者でも瑣末なことだ。

わたしは…わたしはァ!ふざけることをォ!厭わないィィィィィイイイイィィィィッ!
めんどくさ



わたしは飽きることを厭わない。
サヨナラ

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