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長い散歩23日目

2024/6/6 Thursday

起きて身支してすぐスタート。
今日は四国に渡ります。その前に尾道の町を見ることにしました。
まずは高見山展望台に登って状況把握。
日生の展望台と同じですね。何とかと煙は高いところへ。
展望台に上がると、尾道の町が一望できるわけでなく、瀬戸内の島々が見渡せます。早朝6時台なのでだあれもいません。薄曇りの天気で、吹き付ける風もちょっと涼しく感じますが、ここのところ強い日差しに体力を奪われているので丁度いいです。
ちなみに高見山展望台は、尾道から対岸の向島にあり、橋で渡ります。これはタダ。
頂上にはNHKのアンテナや、遠い昔にぎわったであろうリフトの残骸がありました。

まずは上から偵察
リフトの残骸

尾道の町に降りたのは、8時過ぎ。車を停めて自転車出動。
午前中、尾道散策、午後から下道ルールは封印して、しまなみ海道で四国入りします。なぜなら今週末、カミさんと引率娘夫婦の3人と高知で合流するからです。少しずつ高知に近づいていないとなので。
尾道と言うと、やはり今は亡き大林宣彦映画監督の尾道三部作を思い出します。その第1作「転校生」。どんな映画かと言うと

山中恒の児童文学「おれがあいつであいつがおれで」を、大林宣彦監督が自身の故郷・広島県尾道市を舞台に実写映画化した名作青春ドラマ。 互いの体が入れ替わってしまった中学生の男女が巻き起こす騒動を描く。 勉強よりもイタズラが好きな中学生・斉藤一夫のクラスに、斉藤一美という少女が転校してくる。 かつて同じ幼稚園に通っていた一夫を見つけて喜ぶ一美だったが、一夫は彼女に付きまとわれ迷惑顔。 帰り道、神社の階段から一緒に転がり落ちたことをきっかけに、なんと2人の体は入れ替わってしまう。 信じられない状況に戸惑いながらも、ひとまず相手になりきって互いの家族や友人の中で生活を続けることにするが……。

映画.com

40年前以上の映画です。
撮影当時16歳の小林聡美の瑞々しい演技が印象に残ってます。こういう元気な娘(こ)好きです。
と言っても尾道に着いてから思い出し、下調べ無しは相変わらずです。私の記憶に残っているのは
1:二人が入れ替わる神社の石段
2:二人が座っている見晴らしのいい岩
3:一美(一夫)が自転車で駆け上がる跨線橋
4:落ちた石段の下の踏切(これ記憶違いでした。)
5:通学路の細い道。
この5つです。
尾道は寺社が多い町で全部で25ほどあるそうです(by光寺ロープウェイのお姉さん)とても探しきれないので検索したら御袖天満宮とわかり行ってみました。

尾道らしい石畳と階段を登っていくと
御袖天満宮
二人はここを転げ落ちた。。大怪我ですな。
上から下まで、大怪我ですな。

で、次は2番、町で一番高い千光寺に岩場があるのでそこだろうと、ロープウェイに乗ることにしました。売り場のお姉さんに、そのことを聞くと、今時「転校生」のロケ地巡りしてる人も少ないのか、古びたパンフを見せてくれたので、写真を撮らせてもらいました。これでロケ地探しに弾みがつきました。

売り場のお姉さんが見せてくれたパンフ?

ロープウェイに乗って頂上に着くと、きれいな展望台がありました。たぶん最近できたのかもしれません。

スパイラル階段を登って
こーんな広いんです。

高見山展望台より景色がいいかもしれません。
しばし眺望を楽しみ、八畳岩の案内があったので、行ってみました。
たぶんここだろうと写真を撮りましたが、違ったようです。
その後、もう少し下って、千光寺をお参りしました。そのまま下まで参道が続いていて、復路のロープウェイは登り返さないと乗れないので、往路だけでよかったなとを思いました。

八畳岩。ここだ!と思いましたが記憶違い
千光寺
裏手にある鎖場 登れるけど登ってません。
ううむ 往路だけでよかったかも

次に一美が駆け上がる跨線橋。
11時を回っていたので、その前に腹ごしらえと岡山のママおすすめのラーメン屋に行きましたが、、定休日。近くのラーメン屋で食べましたが、尾道ラーメン美味しかったです。でもそれらしい?ラーメン屋は大行列。定休のお店もかなり早く並ばないとだったでしょう。

残念・・・
とりあえず空いてるお店で でも美味しかったです。

腹も満たして跨線橋探しに。
これは線路を伝っていけばすぐわかりました。一美(小林聡美)は自転車で一気に駆け上がっていたので、試しにやってみましたが、勢いをつけてやっとクリア。何とか面目を保ちました(笑)。ただママチャリでここを一気登りはかなり難しいでしょう。おまけに道幅狭いし、手すり低いし、立ち漕ぎするとかなり怖いです。恐るべし小林聡美の脚力!ガールズケイリンに出したい。

山陽本線をまたぐ跨線橋
ここを一気登りはかなりきついです。
手すり低っ!細っ!怖っ!

次に踏切。これも線路沿いにすぐ見つかるかと思いましたが、何ヵ所か踏切があって、迷いましたが、パンフの写真と照合してやっと同定。階段側面に書いてある「とまれ」の文字はまだありました。と言うか書き直してるのかもしれません。

「とまれ」の文字が決め手

最後は通学路、これは長江小学校の周りを通る道ですが、黒部川の水平歩道かと思えるスリリングな道でした。

長江小学校 ここの生徒は足腰強いでしょう。
この先ちょっと傾いてます。
この斜度
所々階段になってます。うかつに降りれません。

お気づきかと思いますが、ここら辺の町は、階段とスリリングな水平歩道が縦横にはしっており、自転車ほとんど役に立ちません!

一応自分の記憶照合はコンプリート。なんだか聖地巡礼みたいになりましたが楽しかったです。
その後港に出てちょっと一服し、「おのみち映画資料館」を見て、四国に向かいます。

二人が自転車二人乗りしたアーケード街?
海沿いはきれいに整備されてます。
橋のない小さな島は昔ながらの渡船 なんかこんなシーンもあったような?
おのみち映画資料館 中は撮影禁止 主に小津安二郎監督関係の展示

実はこれを書いている時(翌朝)いろいろ調べてみると、動画もあるし、もっと詳しく書いてあるページもありました。事前に見とけばよかったかも。

そうそう、もう一つ「転校生」が、印象に残っている理由ですが、二人が入れ替わる前後は白黒、入れ替わっている時はカラー。これは「オズの魔法使い」の手法だなと当時思ったからです。現実は白黒、夢はカラーなんですね。すみません余談で。

さて、白黒の世界に戻った私は、初しらなみ海道で四国に渡りました。
景色もいいし、スケールもでかい。ラスボス「来島海峡大橋」はすごい迫力でした。明るいうちに走ってよかったです。

来島海峡大橋
来島海峡SAから望む橋
来週末は自転車で走る予定

明日はどこに行こうかな。

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