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長い散歩28日目

2024/6/11 Tuesday

「あてもなく」ってなんだか文学的でお洒落な感じですが、「あてがない」のは、どうもいけません。
5日前にしまなみ海道を渡って四国入りした時、素通りしてしまったので、今日は今治に行くことにしました。あてもないけど。
早朝とりあえず、今治市民の森フラワーパークの駐車場へ車を停めました。
朝なので年配の方が散歩をしたりオカリナを吹いたり、一人先輩が「そりゃなんて読むんだ?」「かしわです」「そんなナンバー見たことないなぁ」「千葉県です」「ちぃ~ばぁ~?」という会話が始まり、これまでの散歩をごく簡単に説明すると、「これからラジオ体操やるから一緒にやろう」ということになりました。(なんで?)6:30に駐車場上の広場に行くと、先輩方4、50人ぐらいいたでしょうか。すでに話題になってるようで「千葉から来たのかぁ?」と話が弾みました。結局ラジオ体操第1、2をきっちりやって、朝からいい汗かきました。駐車場に戻ってからも、「マツケンサンバー?」「ナンバーもサンバー?」「平日どうしましょう?」「俺なんかいつもそうだ。」なんてもうひと盛り上がり。

終了後みなさんお帰り、私もやってたんで体操風景は撮れません(笑)
マツケン号を囲んで記念写真

さて、今日はどうしよう。今治?タオル?ぐらいしか思いつかないので(無知で)google先生ヘルプ。地図上の「村上海賊ミュージアム」にそそられて、ん?島に渡るの?。
実は今週末ネーサン方としまなみを渡るので、その時まで封印するつもりだったのですが、「しょ~がないなぁ~もう。渡んないと行けないしぃ~、天気もいいし~ロケハンも兼ねてぇ~」と行くことにしました。
今治の駅で軽く朝食を取り、来島海峡大橋の入口まで走ります。今治造船所のでっかい船を横目に、ループ橋を進むと橋の全容が見えてきます。「でっかい」としか言いようがありません。高度感もあり、下を覗くと股間がもぞもぞします。6km20分ぐらいでしょうか、眼下の海を楽しみつつ進みます。平日だからすれ違ったのは、外国人観光客2人と釣り師のおじさん2人、サイコーです。

ドック入りしてるでっかい船
ループ橋を進むと
出ました!でっかい橋!
すごく高い。。
橋からの眺めもスケール大!

約6kmの空中散歩を楽しみ、大島に上陸。
そこから「村上海賊ミュージアム」を目指します。
徒歩モードのgoogle先生、相変わらず楽しませてくれます。
島の道にはブルーラインと「尾道行き」と文字が記されているので、通常はそちらを走った方が良いでしょう。

どっち通るの?正解:左

そうこうしているうちに港に出て目的地に到着。朝からずっと汗かきっぱなしです。
村上海賊の資料がいろいろ展示されています。
村上海賊は、14世紀中頃から瀬戸内海で活躍した一族で、 後世には三島村上氏と呼ばれ、能島・来島・因島に本拠をおいた三家からなっているそうです。港から見える能島の海城跡では今でもいろいろ出土品が出ているようです。秀吉の海賊禁止令でその活動を終えたそうです。日本最強の海賊と言われる村上海賊ですが、海賊=パイレーツではなく、瀬戸内を出入りする商船の監視や水先案内人の役割や交易もしていて、高い教養も持ち備えていたようです。(受け売り)後期には水軍とも呼ばれていたそうですが、これ以上書くと間違えるかもしれないのでカッツアイ!
受付のお姉さんに、能島に渡れるの?と聞いたところ、ツアーがあるけど当日は無理だそうです。残念。

「村上海賊ミュージアム」
海賊が乗った船の模型 いわゆる軍艦ですね
島からは今でも出土品が出るそうです。大陸との交易も分かるそうです。

その他、特別展示で、「大島島へんろ市」(島の中でお遍路完結)の記録や「海の掟」なんてのもあって勉強になりました。
浜辺に出て、しばし向かいの海賊の本拠地を眺め戻りました。

今治駅そばまで来て、腹も減ったので今治名物「焼豚玉子丼」を摂取。
茶色および黄色マニア小躍り丼です。

まあ 当然美味いわけですよ。

食事を済ませ、今度は今治城に。
ここは再建天守で撮影禁止も多いのでカッツアイ!

堀の水は海水

帰り道、黄色い帽子をかぶった小学生の下校時間。一緒に帰るのも大人としてアレですが、今日は疲れました。

明日はどこに行こうかな。

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