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11月の図会議勉強会

もう今年もあと1ヶ月。この時期だからかつい振り返りの気分になっています。というのも図会議を淡々と続けてきましたが、なんとなく伝わらない感が拭えません。なんでだろう?何を伝えたいのかをはっきりさせることは大切なのですが、それだけじゃなく言語化できないもどかしさと、言語化してしまうことで可能性を限定してしまいそうな不安が混在しています。どう受け取るかについてあれこれ考えたりすること自体をしたくないというのが本音ですが、少しづつお伝えする努力もしないとなぁとぼんやり思いながら日常の出来事を図会議してみました。


ウオシュレットのノズルそうじの文字の横のランプの点滅!

こんな感じでウオシュレットのパネルが点滅するので、ノズルの掃除をしていないからだと思い込んで、設置工事をしてくれた工務店に毎月ノズルの掃除に通ってもらえるようにお金を払いたいと言い出した母の話を図会議してみました。ちなみに点滅はエコモード開始のお知らせで、故障ではありませんでした(笑)



大変、わからない、手入れをしていない自分の負い目・・・

なるほど、説明書には一月に一度の頻度でノズルのお掃除をしてくださいと記載されていて、点滅ランプの位置が「ノズルそうじ」ボタンの横っていうのも「ノズルの掃除をしないと壊れる」と思い込むきっかけになったようでした。確かに笑い話のような連想ゲームですが、不安な状態で気が動転した時に考えたとするととても自然な思考のように感じました。


思い違いとはいえ解決方向に進もうとした思考がわかる

まず点滅ランプの意味を説明書を見ながらエコ開始のお知らせなんだってと説明、次回一月に一度の頻度のお手入れをやりましょうということで納得。そしていつでも連絡をとはいえ、工務店はお掃除屋さんではないから毎月のトイレ掃除はお金を出しても引き受けてはくれないし、本業ができなくなって迷惑かけることになるということを説明すると、ようやく自分の思いつきが可笑しくなったようで大笑い。その後私自身トイレに入るたびにエコ開始の点滅が気になって、わかっていてもドキドキなんだか母の気持ちがわかるような気がしました。

日頃のなんでもないことが言葉を見えるようにするだけで不安に思うことがなんでもないことになったり、なんでもないことが面白くなったりすることを楽しみたいと思っています。気が付かないなんてもったいななぁと思うのです、だから図会議が好き。私の場合、図会議のおかげで少しは優しい娘でいられそうです。


図会議ファシリテーション


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