敷地に隣地の水道管が…

以前のことですが、業者さんからさいたま市の不動産の購入依頼が来ました。売主さんは1年かけ、代襲相続人ら20名を超える皆さんの了解を取るため、奔走してたようです。纏まりそうだったので、今回の買取の依頼になりました。ですから業者さんも本人も不動産調査をしてませんでした。

法務局、市役所そして現地調査を実施しました。先に現地調査した時に違和感を感じました。位置指定道路には水道の弁らしきものはなく、敷地の裏側スペースがあり、各戸の水道メーターが異なる場所に設置されてました。

役所に行き、水道管図面を取りましたら、奥2件が当該敷地を通り、給水されています。解決しないと適正な不動産になりません。売主様と該当戸建ての方々にご説明しましたが、時間がないという事で、売主様が負担するので、弊社に購入と是正を依頼してきました。時間的余裕があれば、当然奥2件の水道引込にかかる費用は負担させることが出来たのです。

売主様、業者さんは相続登記に注力して、肝心の不動産調査を怠ってしまったこと。奥2件はもともと親戚が住んでいたようですが、時間の経過で所有者が入れ替わったようです。やはり問題は早め早めに解決しておくことが大切ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?