直ぐ出来る簡単チェック

築年数が10-20年では、土地・建物に関する大きな問題は少ないですが、転ばぬ先の杖として、少し気にされたら良いと思います。心配なのは築40年以上の土地・建物です。ご自身が所有される不動産もそうですが、将来相続するかもしれない親の家などです。一緒に住んでない場合など、気にしないことが多いですね。

「謄本・公図を確認」  所有の不動産や相続予定の土地建物など、誰でも取得可能な謄本・公図で確認しておくことをお勧めします。面積や名義人そして抵当権などが確認できます。他人名義だったり、一部他人名義が入ってる事もあります。返済の終わった抵当権の登記が残ってたりもします。建物謄本は築年数や面積・構造そして名義人なども分かります。1981年(昭和56年)以前か確認できます。公図は地形が確認でき、使用してる地形と同じかどうか、道路との関係も確認できます。

「敷地内外を気にしてみる」 敷地内を見渡し、隣地との境界に杭やプレートがないか、塀の状態そして敷地内や隣地の樹木の状況などです。足元では水道や下水の桝の確認なども必要です。隣地の管が敷地内を通過してる例もあります。 

「空を見上げる」  敷地内から空を見上げてください。以外に普段そんな事をしません。他人利用の電線が敷地内を通っていたり、隣地所有者が増築した一部が敷地内にかかってる場合もあります。

謄本・公図確認以外は直ぐ出来ますから、確認して安心されることをお勧めいたします。次回からは「困った」の例を取り上げます。


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