Shallow Creative(浅い創作)のすゝめ
結論から言おう。
「完成までのスパン」を短くしろ。大作を作るな。小刻みにしろ。
今回は以下のような人に向けた記事だ。
作品が完成しない人
ずっと一人で創作している人
完成したのに大赤字を食らってしまった人
もし、以上のことに悩みがあるなら続きをどうぞ。
Shallow Techを創作に取り入れよう
IT界隈ではDeep Techの対義語としてShallow Techという言葉が使われる。Shallow Techを「浅い技術」と言うと聞こえは悪いが、つまりは高度な技術を必要としないアイディアで勝負したTechのことだ。
例えばAirBnB、Uber Eats、TikTokなどのTechはShallow Techである。
これらのサービスは必要最低限の機能だけでスタートし、2年くらいでユニコーンとしてEXITする。つまり……ベンチャー投資家の好きなやつだね!
この必要最低限の機能だけでスタートするスタイルを創作に取り入れよう。
すなわち、クオリティ度外視で作品を発表してしまうのだ。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」は古い
日本は優れた作品が溢れているので、ロークオリティを必要以上に悪く取られがちだ。
高品質化によって新規のハードルが高まると、その分野自体が死滅する。
そこで私がすゝめとするのは、目を瞑っても作品を発表しろということだ。
始めから高品質なものを目指しても、作品は完成しないし、作家仲間が出来ないし、時間と制作に大量に投資した資金は返ってこない。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」という言葉はMetaの社説だったと思うんだけど、そもそも日本みたいな大規模で高品質化した市場において完璧を目指すのはまず不可能で、初心者がいきなり平均以上を取るのは難しい。
そこで提唱しよう。
完璧を目指さないのは当たり前として、平均点も目指さなくて良いからマジで早く終わらせろ。
完成作を持つメリットがデカすぎる
クリエイターという生き物は、一つも作品を完成させたことのない人間より、何か完成した作品を持っている人間のことを仲間として受け入れる。
なので、「◯◯の作者です!」って自己紹介できるようになれると、自然と作家同士の繋がりが作れて、より高度な技術や知識にアクセスする機会がぐっと広がるのだ。
技術と知識をアップデートしたら、次の作品に取り掛かっても良いし、一度完成させた作品をリメイクしても良い。
つまり、名刺代わりの作品を持て、ということなのだけど、自己紹介する時に「名刺代わりの作品です」と言ってはならない。自慢に聞こえるし、質を度外視しているので自信過剰にも見えてしまう。素直に初心者だと言おう。
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